8話抱かれて疲れて
8話抱かれて疲れて
翌朝いつもの日課をこなしたあとゲームへとログインした。
すると何時もと違い頭の方に圧力が掛かっていた。
嫌なものではなく幸せな重みがあり適度な弾力がある圧力だ。
何かと思いカミラを呼んでみることにした。
『カミラ、今どこにいる?』
「ご主人様ここにおります。」
と、カミラの声は頭上から聞こえたのでそちらへと視線をやる為に少し動くと…
「ぁん…」
『なに、へんな声だ…し……、ってカミラお前オレを抱いていたのか?』
「はい!このカミラご主人様の一番の眷属として僭越ながら膝枕をさせて頂いておりました。」
『膝枕というか、ベッドというか。まぁいい、とりあえず下ろしてくれるか?』
「そ、それはなりません!私がご主人様をお運びさせて頂きます!」
『そういうのいいから。』
「いえ、なりません!ご主人様は至高のお方なのですから!」
『それで、本音は?』
「抱き心地がいいのです。」
『はぁ、まぁいいか。疲れるし』
「お疲れならこのままで移動しますね!」
何で嬉しそうなんだよ!
というか、これがあの感触か!
まさかリアルより先にゲームで体感することになろうとは!
というか、このゲーム倫理コード大丈夫なのか?
運営に一回聞いておいた方がいいのか?
何処かでやらかす前にな!事故る前に確認しないとなぁ。
そして、オレは抱かれたまま6階へと進んだ。
一応カミラにこの5階層のボスは不在になるのか聞いたところダンジョンによって補充されるので問題無いとのことなので気にしないでおく。
そして、この階層のモンスターはヴァンパイアなのだがレベルの平均は7程つまり進化前にレッサーヴァンパイアがいるとカミラから聞いているので実質17レベル相当ということだ。
それから考えるとオレの実質52レベル相当って……
普通のプレイヤーはどうなんだろうか?
オレは暴食で回復しながら無限に狩りを出来るけど通常だと飲み水、食料、回復アイテムなどと素材回収用の袋などが必要だからそこまで進めないよな?
そうなんだよな、このゲームフリーダムとかいってるけどそういうところガチガチにリアルに寄せてるからなぁ。
最近のゲームアイテムボックス的なのあるけどこのゲームないからなぁ。
きっとスキルとかアイテムでそういう機能のアイテムがあるとは思うけど初期では厳しいだろうし。
一度通常プレイヤーの様子を確認しておこうかな?確か公式掲示板があったはずだし覗いてみようかな。
そうと決まればすぐ行動するかだけどまずはこの階層の探索だな。
今晩寝る前に確認したらいいだろう。
さて、まずはいつも通り周りの確認からだな。
この階層は城をモチーフにしているようで地面というか床は絨毯が敷かれ光源には蝋燭が使われている。
そして、通路というか廊下には調度品が置かれているが非破壊オブジェクトのようで完全に景色だ。
旨味がないんじゃないか?まぁ、旨味はヴァンパイアに期待だな。
さて、まずはヴァンパイアの血液でも逆に飲んでやるかな!
『カミラヴァンパイアを探したいから移動してくれ』
「はい!」
カミラ妙にテンション高いよな。
さてさて、どんな味なのか楽しみだな。
カミラはモグモグ出来なかったし。
「いました。」
『じゃぁ、早速オレがいくから待っていろよ。』
「そんなわけにはいきません!私が行きますのでお待ちください。」
『いや、オレのレベルアップもしたいからな。待っていろよ。』
「わかりました……ですが、手出しはしませんが離しません!」
『わかったわかった。そのままでいいから手出しはするなよ?』
全く過保護?なんだからな。
オレは早速ヴァンパイアに向かいファイアーボールを4つ放った。
そして、四肢に当たり千切れた四肢をカミラにモグモグさせてもらってから本体に取りつきチュウチュウしてやった!
からだの方は勿体ないので干からびる前にモグモグしたが……
ヴァンパイアはチュウチュウ最高!
なにあの味、スッゴク濃厚なグレープジュース味とか……
濃すぎてリアルだと絶対飲みきれないけどこの体なら可能!
その後もヴァンパイアをチュウチュウしてまわって気がついたことは一度全てチュウチュウしたら消えてなくなってしまったヴァンパイアがいたのだがなにもドロップ品を残さなかったところを見るとヴァンパイアの本体は血液なんじゃ?と思わなくもない。
まぁ、肉体もあるからわからないけど力の源が血液であるのは確実だ。
そして、チュウチュウすること数時間オレは一旦お昼休憩に入った。
それにしても抱かれるのも疲れるぜ!
次回は掲示板回の予定です。
そのあとは少し人族プレイヤーにスポットを当てて普通のゲーム風景をと………
普通になるといいな………