7話5階層のボス
7話5階層のボス
レベルとステータスを1レベル分上げたオレはボス部屋の扉を開け中へと入った。
中は扉と同じく今までのボス部屋より豪華であった。
なぜそう思ったかと言うとまず、中央のボスがいる位置に、素人目で見ても執務机と言えるようなシンプルだがいい素材を使ってあるであろう長机が設置され高級感のある革の椅子に腰かける20代くらいのインテリ系美人女性が座っていた。
鑑定しようと思ったとき驚くことに話しかけられた。
「あら?雑魚のスライムがなぜこの部屋に紛れ込んでいるのかしら?」
うわー、雑魚って言われた。
何か一人で話しているうちに鑑定するか。
名前:モルドルンの5階層ボス
種族:ヴァンパイア(デイウォーカー)
Lv:10
HP:1000[+1000]
MP:200
SP:250
物攻:40
物防:20
敏捷:25
器用:15
魔攻:30
魔防:20
精神:20
スキル
大剣Lv15 闇魔法Lv10 光魔法Lv2
種族スキル
吸血 光弱闇強 再生(微) 光耐性(小)
P0
ヴァンパイア!しかもデイウォーカーって弱点若干克服?
吸血
相手のHPやMPを吸収し己に還元する。また、吸血した相手を眷属にすることもできる。
ただし格上には無効
光弱闇強
昼間は力が弱くなる9割減、夜は本来の力に2割の強化がされる。
光耐性(小)
光に対して耐性が出来る。
小の為2割の耐性
ふむふむ、つまりこのヴァンパイアは昼間でも力が7割までの減少に押さえられて少しは活動出来るのか。
あと、この世界のヴァンパイアは日光で死ぬことは無いのかな?
大幅な弱体化だけで、でももしかしたら動けないとかいろいろあるのかもなぁ。
「おい!聞いているのか!まぁ、スライムなぞに話が通じるとは思えぬしせっかくだ私のクッションにしてやろう!」
そういうとオレが考え事をしている隙に捕まれカプリと噛まれた。
あ、これもしかして眷属?にされるやつ?
と思ったら。
「ぐ、ぐあああああああ」
なぜが苦しみだして見た目美人なだけに放送禁止みたいな絵面で苦しんでいるのは見るに耐えないなぁ。
いい加減見るのが嫌になってきたところで苦しむのが終わり膝をついて…そのまま土下座した。
え?
【プレイヤー名リッキー様がダンジョンボスのテイムに初めて成功しました。リッキー様には初回特典としてスキルを贈らせていただきます。】
はい?
ねぇ、なんかこれワールドアナウンスじゃない?
名前普通に出ているんですが?
これ、隠蔽持ってなかったらボクは無害なスライムだよ。プレイ不可能になるとこだったよ?
「こ、こ、こ、こ、」
あ、忘れてた。
こ、こ、って鶏か?
「鶏になれと言われるなら……」
ん?
通じてる?そう言えばスキルがどうとか言ってたな。
名前:リッキー
種族:デビルバロンスライム
Lv:2
HP:200[+5000]
MP:240
SP:450
物攻:44
物防:134(+21)
敏捷:40(+21)
器用:39
魔攻:91
魔防:134(+21)
精神:41
スキル
鑑定Lv12 酸弾Lv14 踊り食いLv15
メタルボディLv7 発光Lv3 鉱石生成Lv7 旨味Lv1 火魔法Lv8 水魔法Lv7 土魔法Lv3 風魔法Lv2 雷魔法Lv3 毒魔法Lv3 鍛冶Lv6 裁縫Lv5 細工Lv3
ストックLv7 HP自動回復Lv4 MP自動回復Lv4
突進Lv3 ジャンプLv3 隠蔽Lv5
種族スキル
物理耐性(小) 魔法耐性(小) 状態異常耐性(小)
消化吸収 念話 支配者
ユニークスキル
暴食
眷属
ヴァンパイア[名前未設定]
P:0
えーっと、種族スキルに念話と支配者が増えてるのか。
念話
対象を意識して念じると話ができる。このスキル片方が持っていれば相互でのやり取りが可能だが初めて話す相手にはスキル保持者から使う必要がある。
支配者
調教スキルが大罪スキルの影響を受け変化したスキルで自分より格下であれば問答無用で眷属にでき、格上でも主と認められれば眷属にできる。
眷属または配下の数に限りはない。
また、経験値を一部上納させることが出来る。
現在上納経験値は1割設定
ふむふむ、そういうことか。
それにしても支配者スキルは配下さえ増えれば加速的に強くなれるな。設定も変えれるようだし。
さて、どうするか。
まだ、土下座してるし………
『なぁ、あんた。いい加減顔上げろよ』
『こ、こ、これはご主人様あなた様が大罪を冠する御方とは露知らずこの首はねてお許しください。』
『あー、そういうのいいからあんたはこのときよりオレの眷属だ。だからこれからはオレの手足となって働けよ?』
『畏まりました!』
ぶわっと!顔を上げていい返事をもらった。さて改めて見ても美人だな。胸もEいや、Fはありそうだし身長170センチ位のスタイルのいい金髪碧眼の美人さんだ。
服装はスーツのような服の胸元を大胆に開けていて目のやり場に困る。
『それでは名前が無いのは都合が悪いから名前をつけてやろう。今日からはカミラを名乗れ。』
『ありがたき幸せ!』
【眷属の名付けを行ったことでパスが強固なものとなり暴食スキルの一部付与をしました。これにより個体名カミラが吸血したもののステータスを取得します。】
おー、いいなこれ。
これなら、どんどん捕まえたいな。
おっと、もう寝る時間だし今日はここで落ちるか。
『カミラよ、オレは少し寝るので見張りを頼む』
『はは!』
そして、オレはログアウトした。
翌日ログインした時あんなことになっているとはこの時のオレは考えもしなかった。