16話 イベント最終日
16話 イベント最終日
さて、長かった?イベントも今日で最終日だ。
リアルで7日間、ゲームで21日間。
オレの最終的なスイカボール数は48000こは超えそうだ。
んーというか、よくこんなに狩れたよなぁ。
しかもイベントの中日くらいで他勢力を吸収しましたって出たときは何事かと思ったらヴァンパイアの眷属達でゴブリンの集落いくつかをまるまる吸収したとかなんとか。
中には支配出来ない個体が居たそうで何かしらの条件なのかどうか思っていたけど、公式のイベントスレ見ていたらその支配出来なかったっぽいゴブリンもといプレイヤーがいた。
彼には悪いことをしたかもしれないがまぁ、しょうがないよね?
そんなこんなであっという間にイベントは終わりを迎えた(オレはだけど)。まぁ時間ギリギリまでやる人は少からずいるだろうけどね。
まぁ、終わるといっても狩りをしたら数は増えるからやめれないのだけれども。
で、なぜやめるって話になるかと言うと目の前にどうみても今までとは違った豪華絢爛の扉があるのでこれが最後のボスだと思っているからだ。
ここまでの道のりは長かった現在地下50階………
日辺り1階クリアしていたがいい加減ダンジョンに飽きてきたのとレベルも上がらなくなってきたので周回はせずに降りてきた。
途中斥候が得意なモンスターに出会い眷属によさそうだったので20匹ほど捕まえてからが早かった。
1日で10階降りることもできたからな。
『中に入るぞ。』
「「「はい!ご主人様!」」」
豪華絢爛な扉を開けた先には………
今までとは違い最初から明るく光に溢れた空間で玉座と言う他言葉に出来ないような豪華な部屋が広がっていた。
『よくぞ参った我はこのダンジョンのダンジョンマスターじゃ』
『ダンジョンがそんなにどうどうと人前にでていいのか?テンプレだと狩られたらお仕舞いだろ?』
『いや、そうではあるのだがこれは我の誠意じゃ。』
と、いうやいなや見事なジャンピング土下座をかましてきた。
『はい?』
『ど、ど、どうか。これ以上食べないでください!眷属でもなんでもなりますのでどうか、どうかお慈悲を!』
『意味がわからん。』
『いや、あのですね。あなた様が食べ歩きされたおかけで戻るリソースもなく枯れる寸前なんです。なのでどうか、どうかよろしくお願いします。』
「あー、ご主人様よく食べてましたもんね!」
『そこ、うるさいよ!』
んー、そうかリソースとかあるんだねぇ。
『因みに眷属にしたらなにができるの?』
『ダンジョンコアの分体をお供させて頂ければアイテムなどを自由に出し入れできたり、簡易ダンジョンを作りどこでも安全に寝れたりします。』
ほう、なかなかいいな。
プレイヤーとして困っていることが解決できるのか。
『それで、リソースとやらはどうなる?』
『モンスターを適当に食べさせて頂くか自然回復で貯まります。いまは、非常に少ないので外のモンスターや動物、人種などを食べさせて頂くと嬉しいです。因みにリソースさえあればアイテムも大概だせますので。』
『そうか。わかった。眷属にしてやる。ダンジョンコアごとな!』
『は、はいいいいいぃ!』
『それでどうしたらいいんだ?』
『まずはこちらに来ていただいて今から出すコアに触れてください。』
オレは直径50センチくらいある九体のコアに近づき触れた。
すると光ったと思ったら眷属にできたことを感じ取れた。
「ご主人様、大丈夫ですか?!」
『ん?あぁ、大丈夫だ。なんともない』
【初めてダンジョンを制覇し支配した人が現れました。これにより世界各地にダンジョンが出現するようになりました。初制覇者の方にはなにか差し上げたいと思います。】
何かってなんですか!
さて、これでオレもダンジョンマスター?か?
ちょっといろいろ検証が必要そうだな。
あとはまぁ、やりながらだな。
確認したら外の世界へ出ないとな!
何気に外への転移陣も作られてるし。
さて、ステータス確認しますか!




