運営サイド1
ちょっと寄り道ですが読まなくても影響はありません!
運営サイド1
「皆さん注目!今日から正式サービスが始まる訳だが常に注意して見なければいけないプレイヤーが居ることはわかっているな?」
「勿論です。新型のカプセル型を配布した方たちですね。」
「そうだ、あれにはゲーム内での五感の強化を始めいろいろもりこんであるからな!そらから得点としてスキルも配布されるようになっている!まぁ、まずヤバイやつは配布されないだろうが」
「いや、あの大変申し上げ憎いのですが暴食が配布されたプレイヤーがいます。」
「「「「な、なんだってぇ!!!」」」」
「あれは、NPCが所持していて空席はないと思うが?」
「それが昨日………」
「そんな馬鹿な。寿命やその他で死ぬはずがないだろう。」
「調べたところ前の持ち主はひたすら美食を求め食べていたのですが寝る直前まで食べており、途中で詰まりそのまま逝ったようなんです。」
「そんなことが………、それで配布されたものは仕方ないとしてそのプレイヤーはどうなんだね?」
「それがですね。魔物ランダムでスライムとなったプレイヤー名リッキー様が所持することになったようです。」
「スライムか、あれは不定形だし相性は抜群にいいとしてんー、へたに修正すると他の大罪スキルも連鎖的に弱体化するから触れないか。」
「今後なにかの機会に接触をはかってきめては?」
「そうだな。」
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「なに見ているんだね?」
「例の暴食持ちですがヴァンパイアをテイムしまくって眷属を量産して、さらに暴食の効果もありサービス開始1週間もしないうちに100レベル相当まであがっですね。」
「んーまぁ、仕様だから仕方無いか。」
「そう言えばボスの体力が少ないとの意見が寄せられていますが」
「そうか、確かにプレイヤーと同じ仕様だったな。更に×10倍くらいにしておくか?」
「そうですね。パッチ当てておきますね。」
「あぁ、だがHP少なければ狩りやすいと思うが………」
「まぁ、ボス戦はある意味一代イベントだしそういうものですよ」
「それと、第1回イベントの告知はそろそろだろ? 」
「そうですね。第1回は単純なアイテム収集系のイベントなので事前の参加申請もなしで提出数次第ということで準備もさほど必要なく告知待ちですね。」
「そしたら、告知は明日することにして開催は明後日からでもいいか?」
「大丈夫ですよ。期間は1週間でやりますので」
「あぁ、そうしてくれ。このイベントならレベル差に関係なく出来るものだから例のプレイヤーの初期から無双もないだろ………」
このとき運営チームが重大なことを見落としていた。
それはリッキーの眷属がヴァンパイアだけではないと言うことに………