告白
「もうすぐ到着ですよ」
と赤目さんがニッコリ笑顔言う
赤目さんの私服もすごく可愛い
しかし向かってる場所が大きいお屋敷が見えるまさかそこじゃないよな・・・と思いながら
半信半疑で付いて行くととやっぱりお屋敷の門の前で止まった
「赤目さんの家って大きいんですね…」
「大きいのは家だけですわ。親もお金持ちってわけではないですし…
あっもちろん親の了承を得て家に来てもらってますわ」
「え…赤目さんの両親にも伝えてるの!?」
「もちろん命の恩人ですもの大歓迎ですわ!
でも残念なことに両親は仕事で今日は家に不在ですの」
と赤目さんが門を開けながら言う
何で両親了解得てるんだよ!?と思いながらも一緒に玄関まで向かう
玄関を開けるとそこには金髪のメイド服を着た大人びた女性がおり
「お帰りなさいませお嬢様」
と一礼する
こんなアニメや漫画みたいな家あるんだなってまず思えてくる
「お出迎えはいいと言ったのに裕也くんが驚いてしまいますわ」
と赤目さんが苦笑いで俺の方を向き言う
「気を取り直して、ようこそ私の家に」
「早速私の部屋に案内したいですが、時間も時間ですし、お昼ご飯をご馳走しますわ
家のリビング緊張するといけませんし、中庭のテーブルで食べましょう!」
と手を叩き言うと
「裕也様。こちらへ」
と先ほどのメイドさんに案内される
「申し遅れました。私はアンナと申します。このお屋敷で家政婦をしております
お嬢様からは裕也様のお話は伺っております」
とアンナさんが一礼した
アンナさんの後に付いていき案内され中庭に通されると
中庭は、半分位がテラスでテーブルとイスが置いてあり、もう半分が景観用の木や草が植えてあり、
流石お屋敷といった感じだ
景観用の3m位の植えられてる木が気になり近づくと、枝の先が若干赤く、手に届く枝を寄せて
見るとどうやら新芽のようだが、何故か真っ赤だ
まさか…と思い失礼と思いながらも新芽の葉を無理やり開くと目の模様がある
しかし成長した葉は、瑞々しく緑の葉がなびいでる
今まで見てきた報道のアカメダラの特徴である新芽に目の模様はあるが
そもそもアカメダラは幹も葉も真っ赤な植物なはずだ…
そうだ!メイドさんに木の品種聞けばいいんだと閃き
中庭を飛び出した所廊下で先ほど案内をしてくれたアンナさんが何事かと驚いた顔をしていた
「あの!すいません中庭に生えている木の品種教えてくれませんか?」
と少々声を荒げながら聞く
どう考えても変人にしか見えない、でもアカメダラだったらこの屋敷にいるみんなが危ないのだ
聞かれたアンナさんは少々驚いた顔をしつつ
「少々お待ちください」
と言ったとき
「あらどうしたの?声を荒げたりして」
と後ろから赤目さんに声を掛けられた
振り向くと何故か赤い草が植えられている10cmぐらいの鉢を両手に大事そうに持ち
横には、昼ご飯のメニューと思われるいろいろな食べ物が乗ったワゴンを引いている金髪のメイドさんが横にいる
「お嬢様、実は…」
アンナさんが少々深刻そうに声を震わせる
そこまで言ったところで
「そうゆう事ですか、では話が早いですわね。
では、改めて自己紹介をさせていただきます。あの時助けて頂きありがとうございます。
赤目花林と言いますが、またの名をアカメダラと呼ばれております」
と一礼をする。
花粉症で死んでます。辛い