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そんな日々を過ごしていると俺が転生してから約1年経った。
俺もハイハイで移動ができるようになった、でもまだあまり部屋からは出してもらえない。でもたまにメイドの女性(この人はティナと言うらしい)に抱っこされ家の中を散歩させてもらったりした。
その時に書斎に入れてもらった、書斎には魔法の本があって読んでもらったんだが、10歳になって洗礼を受けるまで魔法の使用ができないらしい。
ショックだ……
そんな日々を過ごしている俺は家族のこともまあまあわかってきた。
まず、俺がこの男爵家の五男ジェイド一歳。
貴族の家に生まれたが上に兄たちがいるので当然継げず。
このままいくと間違えなく貴族として生きられない可能性が高い。
次に俺の家族は父ジーク三十五歳、母サテラ三十四歳、長男レクト十五歳、次男ヴァイス十三歳、三男ベリル9歳、四男スピネル7歳だ。
あとは屋敷の使用人だが執事のジルコン六十一歳、メイドも8人いるらしいが名前を知っているのは、いつも世話をしてくれているティナだけだ。