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「ん?」
目が覚めたら白いふかふかのベッドにいた
俺の頭を誰かが撫でている。いつまで撫で続けるのかな?
そんなことを思っていると声をかけてきた
「起きたのか?」
「えぇ、気持ちよさそうに寝てたわね」
声を出そうとしたが「あ〜」とか「う〜」としか言えない。
神様が言った通り赤ちゃんに転生したんだ!
辺りを見るとこの部屋には俺以外に2人俺の頭を撫でていた綺麗な女の人とそれを女の人のうしろから見ているイケメンの男の人だけだ。
そんなことを考えていると女の人が俺を抱き始めた。
「私があなたのお母さんこっちの人がお父さんですよ」
そう言いながら女の人、いや俺のお母さんはまた優しく頭を撫で始めた。
こうして俺は、この両親の子供になった。
数日過ごすうちに幾つか分かったことがある。
まず、僕の家はオニキス男爵家という貴族の家だ。
神が男爵家とか言ってたのを転生で興奮していて聞くまで忘れてた。
まだこの家…というか屋敷なんだけどどういう場所にあるかは分かってない。
自分が住んでる家はすごくでかい、こっちの世界での基準は分からないが、前の俺が住んでいた家の3、4倍かの大きさがある。
あと、この世界では10歳になると教会で洗礼を受けステータスを授かることができる。
そして、俺は五男なので上に4人の兄がいるらしいが、まだ会ったことがない、というかこの部屋からほとんど出してもらえない。
あーはやく自分のステータスを知りたいな。