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2粒のシロイチゴ  作者: えぬえる
6/21

五言目~演技ヘタクソだね~

毎度の自己紹介ですえぬえるです。

久しぶりにマリオカートしたらすごく楽しめました。

それでは今回の話もよろしくお願いします。

「シロちゃん!!ジャンケンしようよ!!」

「シロって呼ばないでくだサイ!!」

昨日のあだ名騒動から少し気まずくなるかと思ったが長年の(ネットでの)付き合いのおかげか気まずさは皆無だった。

「もー…こっちもマイちゃんって呼びマスよ!?」

「いいよ!ミルキーちゃんって呼ぶの面倒だし!!」

(切り替えの速さだけは一流だな…)と心の中で思った。

「じゃあマイちゃんと呼ばせてもらいマス。で…ジャンケンをするのデスか?」

「うん、さっきやり方聞いて面白そうだしやりたくなって」

私は(じゃんけんのことも忘れてるとかかなりの重症じゃん…)というツッコミを噛み締めながら

「わかった、やろうか」

と言った。

「負けた方は勝った方の言うことを一つ聞くこと!!最初はグー!!」

「へ!?ちょっと…」

「じゃーんけーん…」

『ポン!!』

私はおもわずチョキを出した。相手もチョキ…

『あーいこーで…ポン!!』

視線を相手に向けた。パー…あいこだ!!

『あーいこーで…』

ジャンケンはここでほぼ決まる。普通ならグーかチョキをどうしても出す。しかし私はあえてここでパーを出す!!

『ポン!!』

どうだ!?相手の手は…チョキ!!つまり…

「わーい、私の勝ちだー!!じゃあお願いはね…」

「えっ、いやちょっと待ってくだサイ!!」

「どうしたの?そんな変な顔して」

「変な…!?いや、そんないきなり罰ゲーム用意されても困りマスよ!?」

「大丈夫、そんな変なこと言わないから」

「そうなのデスか?ならいいデスが…」

「それじゃ…もっとフレンドリーな会話しよう!!」

「ふっ…フレンドリー?」

「あのーあれ…なんて言うんだっけ…」

そそくさとほかの友達に聞きに行った。すぐさま戻ってきて彼女は言った。

「そう!!敬語使わずに喋ろう!!」

「け、敬語なし!?無理デスよそんなの…」

「いいじゃん!!仲良く見えるし…」

「むしろ会ってここ数日でそんな親密になれるのが不思議なんデス!!」

「ネットで会ってもう2年でしょ!?」

「そ、そうデスが…」

「あと6ヶ月と5日」

「本当に記憶喪失なんデスよね?」

「うん、そうだよ。もー私のことはいいから早く敬語なしで喋って!!」

「えっ…あ…」

マイ1人にしか見られていないのに多くの人に見られている気持ちになった…さっさと終わらせないと押しつぶされる。えっと…

「う、うっさいバカ…調子乗んな…」

マイは白目でこう言った。

「シロちゃん…日本ドラマの見すぎだよ」

「やめてくだサイ!!一応日本好きで来たことは隠してるんデスから!!」

「け・い・ご」

「……やめて。」

「やめてって言うけど日本語ペラペラな時点でみんな知ってるよ」

「!?」

思わずクラスメイトの方を目にした。2人ほどがこちらを見て微笑みながら頷いた。

「えっ!?じゃあもう…いいか」

「ん?どうしたのシロちゃん」

「ちょっと日本語かじった留学生みたいな感じにしてたけどぉ…それなら無くてもいいかもねぇ、チョベリグな感じでアグリー?」

「シロちゃん…!!」

マイは目をキラキラさせながらこう言った。

「演技ヘタクソだね。左手に持ってるスマホのギャル語サイト見えてるからね。」

「はぁぁぁ…デスよね…」

「日本語すぐ上達するんだから敬語もちゃんと覚えてほしいなぁ…」

「もう…分かりまシタよ、頑張る…マス」

「明日までね」

「期限が短い!!」

(焦ると敬語が消えるんだな)と(まい)は理解した。

「出来なかったらどうなるかなー、よろしくー!!」

彼女は自分の席に戻った。

「ちょっ、待って…」

という私の声と同時に学校のチャイムが鳴り響いた。私はその夜、敬語を直そうと頑張った…その結果、タメ口を取得した。

ありがとうございました、今回はこんな感じのわちゃっとした終わり方です。

次回は少し展開がありますよ…お楽しみに!!

それではまた明日、えぬえるでした。

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