四言目~それだけはやめて!!~
どうもえぬえるです。最近スマブラしかやってないのですが、久々にスプラトゥーンやったんですよ。ブランクすごすぎて勝てるわけなかったです。
今回はあだ名について2人が試行錯誤する話です!!よろしくお願いします〜
「ねぇミルキーちゃん」
「なんデスか?もうすぐ授業始まりマスよ?」
「『あだ名』って何?」
「あだ名は…エート、仲のいい人とだけ呼びあえる名前…デスね?」
「私たち、本当の名前すら知らないけど?」
そうだ、私達はまだ本名を知らない。ネット上で喋りあってた「イチゴ」「ミルキー」で呼びあっている。
「じゃあ私が先に言うね。私はホワイト、マーガレット・ホワイトよ」
「じゃあ…シロちゃんとか?」
「…ホワイトだから?」
安直だが、どうしてもそれしかないのならそれで呼ばれてもいいかと思った。
「じゃあイチゴちゃんの名前は?」
「私?私は日向 苺。日の向くイチゴって書くんだ♪」
その時私はふと閃いた。
(ふふっ、それなら男の子っぽいあだ名で呼んでみよう!!)
「それなら私はひゅうがでいい?」
「いいよ」
「えっ…じゃあひなた」「いいよ」
「じゃあストロベリーだからストロー」「いいよ」
なぜだろう…こんなことしてる自分が惨めになってきた。
「じゃあ無難にまいちゃんで…」
「それだけはやめて!!」
「へ?」
「それだけは嫌!!名前呼びだけはだめ!!」
少し驚いた。まさかそんな可愛い名前にコンプレックスがあるなんて…
「へー…でも私は可愛いと思うけどなー、その名前」
「そうなの、可愛すぎるの!!私そんな可愛くないし…名前負けしてて」
「イチゴちゃんも可愛いけど?」
「ふぇっ!?」
彼女は肉眼でもわかるくらい苺のように顔を赤らめていた。私もことに気づき、
「いや、あの、いまのはそういう意味じゃなくて…いや可愛いと思ってるのはそういうことなんだけど…」
と悶えながら弁明した。
その時彼女は頬を膨らませ、
「ミルキーちゃんも可愛いよ!!」と言い放った。2人とも顔を赤らめた…
少しの静寂のその後、甲高いウグイスの声が聞こえた。
『…ごめん』
と2人は一緒にそう言った。キンコンカンコンと学校のチャイムが鳴り響いた。
はぁぁ…こういう終わり方好きなんですよ。これすき
次回はどんな話なのか!!また明日を楽しみにしてください〜!!それではえぬえるでした。さらだば〜