二言目~恥ずかしいデス…~
おはこんばにちは、えぬえるです。いつも前書きで久しぶりと言うせいで何を言えばいいのか分かりません。
そういえばスマブラが楽しいです。以上です。
それではよろしくお願いします。
次の日…というよりその境界の12時、私は早く起きすぎてしまい、店長さんから借りたゲームをやっていた。自国ではどうしてもプレミアが付いて高かったゲームを触れて感動していた。でもその時に考えていたのはゲームのことではなく、彼女のことだった。
「早く朝にならないかな…まだかな…」
楽しいことをしていると時が早く感じるというが、この時は少し長く感じていた。待つ時の時の長さの方が上回っていたようである。
私はまだかまだかと思いながらどんどんゲームに更けていった。
チュンチュンと雀の声が聞こえた時、私は起き上がった…起き上がった?
目の前にはゲームオーバー画面で暗くなったテレビと明るい日差し、そして7時50分の時計…7時50分!?
「うぇっ!?あー…どうしまショウ…」
まず制服に着替えて…歯を磨いて…と考えているうちに長針は次の目盛りに動いていた。
「ひとまず着替える!!それから…学校!!」
自分へ宣言し、手際よく事をこなしていった。昔から寝坊癖があるため、身支度の素早さはお手の物である…褒められたことではないが。
しかし私が慌てていたのは学校に遅れることより彼女を待たせている事である。メールの通りだともう既に着いているはずなのだ。
あわあわとしながらも身支度をものの5分で済ませ、朝飯抜きで学校に向かおうとした…が、新しい場所にいるからか、ちゃんとご飯が食べたくなった。しかし待たせるわけにはいかない…彼女は下のスーパーでパンを買っていくことにした。急遽財布を持ってドアを開け、階段を降りた。自動ドアを抜けて目に入ったクリームパンを手に取りレジに向かった。
「あー、昨日のマーガレットちゃん!!おっはー☆」
「おはようございマス!!」
小走りで足踏みする私の足を見て悟ったのか、見た目では到底想像出来ないような素早さでレジをしてくれた。
「あ、ありがとうございマス」
「お礼はいいから早く行けー!!」
「はっはい!!」
すぐ後ろを向いてスーパーから出た。すぐ周りを見渡し、彼女がいるか探した。
(メールの通りだと大きな赤いリボンにショートボブ…そして)
「苺のペンダント…」
その時、後ろからトントンと肩をつつかれた。思わず振り向…くと、私の頬に人差し指を当てて喜ぶ人がいた。赤いリボンのショートボブ、そして苺のペンダント…
「ミルキーちゃん!!」
「イチゴちゃん!!」
一緒に手を合わせキャッキャと喜び合った。
「さっき来たところデスカ?」
「いや、実は階段駆け下りるところからずっと見てた」
「!?」
「更に言うと家からドタバタしてるのも聞こえてた」
「What!?恥ずかしいデス…」
「まぁまぁ…私が楽しみすぎて早く来すぎただけだから」
ホンワカした会話を行いながら電車に乗りこんだ。走ると5分ほどで着いたので、学校には間に合いそうだ。
「…あれ?イチゴちゃん、なにか震えてませんカ?」
「えっ!?あー…大丈夫!!大丈夫だから…」
大丈夫と言ってるが、少し不安になっている。なにか嫌な予感がした。
電車を降りて真っ直ぐ進むとすぐに学校がある。意外とすぐにあったのでこれならもう少し遅く来てもなんとかなりそうだなとニヤニヤしながら思った。
「あの…ミルキーちゃん!!」
「ん?どうしたのイチゴちゃ…」
「私、記憶喪失なの!!」
「……え?」
いいところで終わらせてみました〜、ねぇねぇ気になる?あっ、そんなことない?ですよね…
明日には第3話投稿するのでまたお待ちいただければ幸いです。
感想ページ、Twitterにて感想、意見質問待ってます。それではまた明日。えぬえるでした。
Twitter→@enu_eru