十七言目~ドッペルゲンガーかよ~
どうもご無沙汰してますえぬえるです。
最近見てくれてる人が少なくなってきていますが、今でも読んでくれている人には感謝しかありません。ありがとうございます。
今回は3人の関係性についてわかるかと思います!!よろしくお願いします。
事の顛末は30分前までさかのぼる…
僕はシロイチゴコンビが作った『犬猫部』に入部申請書を貰うために活動場所へ向かっていた。活動場所にはすぐ着いた。すぐさまドアを開けたが1つ誤算があった。ヤツがすでにこの部に入っていたのだ。
「あ、渡辺さんじゃん!!」
「ああ!?渡辺…!?」
「なんだ小田か…この学校にいたんだな…」
「一緒のクラスだろうが目が悪いのかお前は…」
「そんなに自分が見てもらえる存在だと思うなよ」
「そっちこそ人の価値が付けられるような人間だと自惚れんなよ!?」
ピリピリとした雰囲気が部室内に広がった。この雰囲気のまま30分が経過した…。
「どうしたんだ?黎弥」
優人が遅いことを悟ったのか活動場所まで出向いてくれた。
「ああ、ごめんな。ホワイトさんか日向さんに入部申請書貰ったら帰るからちょっと待っててくれ」
「貰うって言ったって2人はすでに帰ってるぞ」
「……へ?」
急いで窓からグラウンドを見下ろした。2人は話しながら下校していた。
「2人の言い合いが長すぎて帰っちまったんだろうな」
「小田ぁ!!お前のせいだ!!」
「どう考えてもお前のせいだろ、先ふっかけたのはどっちだよ」
「お前だろ!?」
「いやてめぇだろうが!!何度言ってもわかんねぇのか!?」
「ああもう、落ち着け!!」
優人はなんとか2人の口論を止めた。
「醜い争いはやめろよ!!お前ら中学の時から変わらねぇな」
『だってこいつが…』
2人はそれぞれを指さした。
『はぁ!?』
「息ぴったりなとこも変わってねぇな」
『どこが!?』
「そういうところだよ」
『真似すんじゃねぇよてめぇ!!』
「ドッペルゲンガーかよ」
後日、僕は入部申請書をホワイトさんから貰った。そして優人も僕と小田を静止させるためという名目で入部を決めた。
「…部活になっちゃったね」
「やっぱり犬とか猫が好きな人はすぐに集まるね!!」
「部活…ちゃんと活動できるのかなぁ」
私は少し不安になりながら頬をポリポリとかいた。9時になり、学校のチャイムが鳴り響いた。
次回からは主人公達の話がちゃんと始まります。ちょくちょく他の人も出てくると思います。最近毎日投稿が厳しくなってますが頑張っていきます。
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