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2粒のシロイチゴ  作者: えぬえる
15/21

十四言目~弱みを握ってるのになぁ~

えぬえるです。後編です。部活動見つけるのになんでこの子達はいちいちネタを挟むんですかね?そういう子すごく好きです。

それでははちゃめちゃな2人をよろしくお願いします。

前回のあらすじ

部活見学をしてボール不信になった。

「前回から思ってたけどボール不信って何?」

そんなの知らないです

「おいナレーション」

そんなこんなで文化部を回ることになったのであった

「雑か」


「それじゃあ文化部見に行こー!!」

「なんか頭痛い…」

「大丈夫?あの…」

「何?」

「日本では相手が大丈夫か不安な時に胸は揉まないよ?」

「知っとるわ」


「まずはここ、茶道部!!」

「マイちゃんには無理」

「それならその隣の華道部!!」

「落ち着きないし」

「じゃあ…その隣の香道部!!」

「あわてんぼうだし」

「ならばその隣の…」

「ここ一帯はマイちゃんには無理、別のところ行くよ」

「そんなぁ……」

私は這いつくばってその部活の見学に行こうとする彼女を引きずって別の部活動場所に向かった。


「ここならどう?カードゲーム部!!」

「まぁ楽しそうではあるけど…」

「では潜入〜!!」

彼女はものの2分で締め出された。

「え…何やったの?」

「ゲームだしと思ってカセット入れに差し込んだら怒られた」

「だろうな」


「じゃあここは?テレビゲーム部」

「うん、合ってるんじゃない?」

「じゃあ潜入!!」

5分後、彼女は自ら扉を開けて出てきた。

「変な帽子被ったらすごいよく分からない世界に行った…目が回って……」

「…VRは個人差あるし仕方ないね」

「ぶいあーる?なんかカッコいいなそれ!!」

「そのカッコいいのに、今頭痛めつけられたんでしょ」

「そうか…じゃあアイツは敵か!?」

「違う」

「じゃあ私が敵か!?」

「そろそろ敵とみなして攻撃するよ?」


「じゃあこのAG部!!」

「AG…またゲームか?この学校はゲーム関連の部活が多いな…」

「では出陣〜!!」

扉を閉めて5秒で出てきた。顔を赤らめて息を切らしていた。

「…ルームランナーでも走ってきたの?」

「あ、あの…」

「懸垂でもしたの?」

「違うの…あの、部活の…」

「ダンベルでも軽く持ち上げた?」

「なんでそんなに筋力系の部活だと思うの?違うよ!!ここは『Adult Game部』だったの!!それで、あの…」

「はーいそれじゃ次の部活行ってみよー」

「え、あの…そうだね」


一通り回ったものの、マイちゃんに合うような部活は全く見つからなかった。外は夕日が出ており、6時になる下校チャイムが鳴っていた。

「いい部活なかったね、帰ろ…」

「作ろう!!」

「…は?」

「作ろう!!」

「いや、聞こえてないわけじゃなくて…作る?」

「うん、部活作ろう!!」

「…私はやらないから勝手にしてよ」

「ふーん…私はシロちゃんの弱みを握ってるのになぁ…」

「あの…まず弱みを握ってるっていう脅しは脅しになってないよ?あと私はマイちゃんに弱みなんか握られてない」

「そっか、それならいいんだけど…」

私は寒気がした。確信はないがこのまま逆らっているとなにか取り返しのつかないことになるような気がした。

「ど、どうしてもと言うなら手を貸すよ…」

「やった、じゃあまず何をする部活にする?」

「時間のかからない楽な部活で」

「うん」

「参加しなくても良くて」

「うん」

「部員もいらない」

「部活する気ある?それ」


ひとまず部活については持ち越しとなった。今日一日で1週間分の疲れがのしかかった。私達は家に帰ってどんな部活を作るか2人で考えた。そして完成したその部活は…!!

後編と言っておいてまだ少しだけ続きます。よろしくお願いします。あとAdult Game部はちゃんと全部員高3なので安心してください。セーフです。ギリギリセーフです。

感想や意見質問などありましたら感想ページまたはTwitterからお願いします。活力になりますのでぜひとも。それではえぬえるでした。また次回。

Twitter→enu_eru

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