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2粒のシロイチゴ  作者: えぬえる
11/21

十言目~負けて故郷に帰りな!!~

えぬえるです。2人の仲の良さが発掘できる回です。よろしくお願いします。

今日は日本に来てから初めての休みだ。この街のこともまだ詳しくないし…

「今日は外に出て買い物でもしますか!!」

「…外見て言ってくれる?」

「今、現実逃避中だから無理」

外は細い線を描きながら落ちていく雨。一昨日も雨で今日も雨なのだ。

「何もやることないね…」

「ゲームでもする?」

「もうあるゲームは全クリしちゃったよ…」

「やりこみすぎでしょ…じゃあ格ゲーしようよ」

「格ゲーね…ちゃんとゲームの記憶はあるの?」

「忘れてたら『格ゲー』なんて言葉忘れてるでしょ!!」

「上等、手加減なしでやらせてもらうよ!!」

私とシロちゃんとのゲーム大会が勃発した。


「使用キャラは相変わらずパワー重視だね…」

「そっちこそスピードタイプじゃん。腕は落ちてない?」

「それは落ちてるよ、1ヶ月ぶりだよ?」

「ふーん…それならこの私が勝たせてもらうよ!!」

「そんな大口もここまでだ!!故郷に尻尾巻いて帰るがいいさ!!」

「尻尾を巻く?」

「あー…前言撤回、負けて故郷に帰りな!!マーガレット・ホワイト!!」

「そっちこそ負けて泣くんじゃないよ!!日向 苺!!」

腕前は予想通り互角だ。長年一緒にやり続けていたゲームなのでそうなるとは思っていた。

「なかなか決着がつかない…」

「ならここでやるしかないようね!!」

「まさか…アレをやる気!?」

「決着を付けるためならいとわない…!!モード反転!!裏コード…」

「シロちゃん!!」

「ヴアァァァ!!」

「それをしたら私が…!!」

シロちゃんのキャラが半透明になり、自分に少しずつダメージが入っていく。

「おぉうりゃぁぁ!!」

「私が…!!」

「あと…1枚ぃぃ!!」

相手のアッパーが決まり、私はみごとに敗北した。

「よし!!私の勝ち!!」

「私が勝てるわけないでしょバグ使われて!!」

「なんか…試合硬直しすぎてて味気なかったから…」

「味気ないからって不利にさせるのもどうかと思うけどね?」

「あっ見て!!晴れてる!!」

外はいつの間にか日が出ていた。

「ねぇ、ちょっと今から外に出…」

マイちゃんは頬を膨らませてムスッとしていた。

「…ごめんね、外行く?」

「…行く」

時間は12時。2人は昼ごはんも兼ねた街探検を始めることとなった。

ゲームやる時こんなテンションの人たちっていますよね…僕なんですけど。

あとそこまでダサくない範囲であるものをパロったのですが、気づいた方はおめでとうございます。何も無いですが。

次回はドキドキ!!街探検回です(ドキドキ感は多分ない)お楽しみに。

感想や意見質問などあれば送ってくださると嬉しいです。感想ページまたはTwitterからお願いします。それではえぬえるでした。また次回。

Twitter→enu_eru

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