オアシスの国ベルメド
えっ、2話出てたの?!と思いの方。はい、出ております。神楽の気分次第で出しますので、分かりづらいですがブックマークを付けて頂いて通知が来るようにして貰えると次回から分かります。
それでは、ご覧下さい。
今回もご覧に来ていただき誠に有難うございます!僕は、語り部と申します。前回も来てくださったお客さんはご存知ですよね?え、忘れた?お前は誰だって?いや、御冗談ですよね。しっかりと覚えていただけておりますよね。じゃないと、泣きますよ、僕。ウェーン。
まぁ、茶番はここまでにしておきましょう。それでは、強くてコンティニューの始まりです!
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ヒーツは、西のオアシスの国ベルメドにやって来ていました。それは、この国には神様によって転生して来た人がいると神様から聞いていたからです。そして、ヒーツはポツリと言いました。
「しっかし、前にも来た事あったが更にデカくなってないか?」
ヒーツは、目元まで隠れたローブを纏いこの国にやって来ました。関門で、多少怪しがられましたが砂漠方面から来た事からスルーされました。
ヒーツは、以前この世界にいた時この国に来た事がありました。その時は、魔物との戦いで国を回る事ができなかったのですが、それでも以前より遥かに大きくなっていました。
「こんな所で、人探しかよ。だりぃ」
ヒーツは、またポツリと言いました。ヒーツは、その転生者に会い仲間に引き入れようと考えていました。この前、世界に対して宣戦布告をしましたがヒーツは一人で勝てるとは考えていませんでした。そこで、仲間を増やそうと考えました。
「とはいえ、大体の場所は知っているんだがな」
そう、転生者なのならばこの世界は魔物と戦わせようするでしょう。それならば、ヒーツには一つの心当たりがありました。
「ここにいると良いんだが…」
ヒーツがやって来たのは、ギルドでした。この世界には、魔物を狩ることで生活をしている通称ハンターと呼ばれる者達がいました。そして、彼等が狩った魔物の素材を換金する為に訪れるのがギルドでした。ヒーツは、以前ここに来る為にこの国を訪れたのでした。
中に入ると、酒の匂いとハンター達の体臭が篭っていました。ギルドには、大体酒場がありハンター達の溜まり場となっていました。ヒーツは、酒場の空いている席に腰掛け辺りを見回します。神様からは、この国にいるとしか聞いていないのでどんな人かは分かりません。ヒーツは、怪しまれないように見回しましたがそれらしきハンターはいませんでした。
しばらくすると、女性の店員がメニューを持って来ました。ヒーツは、酒を飲むつもりはありませんでしたが頼まないのも不自然なので一番安いものを注文しようとしましたがそれはできませんでした。
ヒーツは、頼もうと店員を見上げました。そして、目を見開きました。なぜなら、その店員の髪は黒色だったからです。ヒーツは、もう一つの情報を持っていました。それは、転生者は必ず黒髪で生まれ来ること。この世界には、金髪や桃色などの派手な色で生まれ来る人が多いのです。なので、自ら黒に染めない限り黒髪はあまりいませんでした。
ヒーツは、意識が戻る前に口から言葉が出てしまいました。
「君は、転生者か?」
言い終わって意識が戻りました。そして、言った事を後悔しました。相手が転生者でない場合、自分が転生者である事を疑われ安いからです。違った場合、即座にこの場から撤退しようと考えましたがそれは杞憂でした。
女性店員は、とても驚いたように目を開けて小さな声で言いました。
「はい、そうです」
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さてさて、今回はここでお終い。前にも言いましたが、こういうのは少しずつ読んでいくのがいいのです。だから、お客さんペットボトル投げないでください。い、痛いです。はぁー、これで時給100円っておかしくないですかね。あ、すいません私事です。ゴ、ゴホン。仕方ないので、次回予告で我慢してください。ヒーツは、転生者の女性ヘンレと会いました。ヒーツは、ヘンレを仲間に引き入れようとしますがヘンレは首を縦に振りません。その理由とはいったい!?
それでは、これにてお開きとさせて頂きます。お客様忘れ物のなきようお願いします。前回、お客様がカバンをお忘れになっていましたのでご注意下さい。それでは、またのお越しをお待ちしております。
お客様の想像の世界が広がっていく事を願いながら…。
さて、今回も短いですがご了承を。というか、語り部さんが喋り過ぎな気が…。そして、神楽がするはずの話まで…。これは、注意しておきましょう!それでは、語り部さんに話すことを取られてしまったのでこれで。
それでは、又。
今度、時給を下げてあげよう。泣いて喜んでくれると良いなぁ。