表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ショートショートで一服しよう

恋わずらい

 ひと目見たときにフィーリングが合ったのよ。だから、彼の元へと飛び込んで行ったわ。

 彼はとてもいい人で、すごく相性がよかったの。

 すぐに彼との愛は燃え上がったわ。熱すぎて誰も近寄れないくらいよ。

 私と一緒にいると、彼はぽーっと頬を赤く染めちゃって、可愛かったのよ。

 だけどなぜかしら、急に彼は変わってしまった。私が仲良くしようとすると、冷たくするの。

 あんなに相性がよかったのに、今ではひどい仕打ちばかり。

 なんだか前の人のことを思い出すわ。そう、そのさらに前もそうだった。

 最初はみんな優しいのに、急に態度を変えるのよ。

 私って運がないのかしら。こんなに愛しているのに、いつだって報われない。

 それもこれも、あいつのせいよ。あいつはいつも、私の邪魔ばかりする。私が上手くいくのをねたんでいるのよ。

 あいつの元に通っているの、知っているのよ。ちゃんとあなたのことはいつだって見ているんだから。

 心変わりしたからって、二人で私を追い出そうとしているのね。


 あっ、またあいつの元に行くのね!

 いやよ、私を捨てないでーーー!



「はい、じゃあ風邪薬出しておきますね」

 医者は言った。


 数日後、風邪のウィルスは彼の体から出て行きましたとさ。

すいません、ありがちですね。

こんなネタたくさんありそう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] なんと!相手はウィルスでしたか~。 と、いう事は色んな病気にかかる人は、モテモテという事ですね~!!
2013/10/19 13:09 退会済み
管理
[一言] おはようございます、伊勢めじろです。 なるほど、納得がいきました。 彼女の恋が成就するには相手が恋をこじらせて死ぬしかないのでしょうかね(笑) かわいそうな彼女ですが、さすがに私のところ…
[一言]  執筆お疲れさまでした  機転が利いてるユーモアがあって楽しかったです。  たしかに、あいつはふたりの仲を邪魔しますね。二人の仲と言っても、愛は一方的でしたけれども。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ