ある記者の調査記録 其の二
一日二話投稿!頑張ったぞ私!(^^)
着いたー!!。またまだ夏の残暑が残る九月ながらも、よくここまで歩いたと私を褒める。せっかちな私は早速インターホンを鳴らした。
「どちら様で?」
太い声が返ってきた。記者のイトウです。取材に来ました。
「あぁ、連絡入ってた子だね。入りなさい。」
失礼します!中は和風建築で畳の香りが舞っていてなんだか心地良かった。
「取材する前に一ついいかな?」
個室について座ると刑事さんが聞いてきた。何でしょうか。
「この取材は記録しないでもらいたい。記者の君にこんな事を言うのは残念だが、そうでなければ取材は受けれない」
私は困った。なんせ、私は記録をしてスクープとして世に報じるつもりでいたのに。どうしてもですか?私も記者としての魂があるので簡単には退くことはできなかった。
「どうしてもだ。これは世に報じてはいけない」
世に報じてはいけない。その言葉は私の好奇心を増幅させた。分かりました。そう私は答えた。私はメモ帳、筆記用具などの取材道具を置いた。一つのレコーダーを除いて。
「すまないね。それじゃあ始めようか」
あれは私が刑事になって間もない頃、西宮団地事件が発生したんだ。殺害されたと母親の容体を見るに、かなりの恨みがあっての殺害だと思われた。最初はみんな一生懸命に調べたさ。でもね、段々と行き詰まっていくんだ。証拠品は少なく、中々捜査の許可も下りなかった。悔しかったよ。せっかく刑事になったから一大事件を解決して世に名を広めようとでも思っていたのに。まぁ、ここまでは皆が周知している事実だろう。本番はここからだ。その日、西宮団地が属する市の戸籍から一人の者の情報が削除されたんだ。もちろん、これだけじゃあその家族の夫か息子かも分からない。ただ、警察の捜索によれば家の中には書きかけの出生届が見つかった。それだけじゃない。警察は徹底的にその市の戸籍を調べ、どこの世帯から削除されたのかを洗いだした。結果は驚きだったよ。その殺害された唖齒u5k00○家からだった。つまり何者かに消されたんだよ。市役所をも動かせる巨大な何かに。さらに、凶器が見つからなかったというが見つからなかったんじゃない。最初はあったさ。証拠品も数々な。足跡のついた畳。殺害に使われたナイフ。ドアノブについた指紋。これらがあれば特定できた。しかし、ある日何故か偽造の可能性が高いとしてこれは廃棄された。さらにはこの後に我々の調査活動を妨害してくる団体が現れた。もう怪しいんだよ。この事件は。それ以来、俺はそんな謎の勢力が怖くなって刑事という仕事を辞めた。良く警察は正義感があるほど向いてないというが本当にその通りだと思った。かなり長く話してしまったな。すまない。だが、この事件の深い闇については分かっただろうもう帰ってくれ。
そう言われ私は家を後にした。帰り道、私腕は震えていた。何ということか。あの事件には深い深い闇が隠されていた。これらを表にしたらどうなるだろう。楽しみで仕方ない。そんな私の顔には笑みが溢れていた。




