プロローグ
中学校に入学した時、がんばろうと思った。
部活動に入部した時、がんばろうと思った。
テストが始まった時、がんばろうと思った。
一日が始まった時、がんばろうと思った。
色々な時、がんばろうと思った。
しかし、実際はがんばらなくても成り行きでなんとかなった。
『がんばる』とは、気合を入れるだけの言葉だと思っていた。
がんばる・・・一生懸命に努力する
辞書にはこう書いてある。
別に努力なんかしてない。
のほほーんと、過ごしているだけ。
がんばらなくても、不自由なく生きていけた。
今までは・・・。
何度この言葉を使っただろう。
でも、いつも使うだけ。
実行したことはないんじゃないかな。
口から発するだけで、元気になれた気がしたから。
それで十分な言葉だった。
今までは・・・。
お願いです。
私に力をください。
諦めないで、最後まで戦う力を。
お願いです。
私に力をください。
その力をくれたならば、私は決意をします。
お願いです。
私に力をください。
くれなくても、私は決意をします。
・・・。
体中から力が湧き出てきた気がした。
それがただの思い込みだとしても、その力に感謝をする。
私が決意をする後押しをしてくれたから。
この力がなくなる前に、チャンスが過ぎ行く前に・・・。
私は・・・瞬間、決意をする。
諦めないよ。
辛くても最後までやりきるよ。
納得のいく形になるまで、
私は、私は・・・
がんばるんだから!!
実話をもとにしたフィクションです。
ほとんど、作者の「こうなったらいいなぁー」という妄想です(笑)
というか、登場人物が実在するだけであって、話自体はまったくのフィクションです。
初連載ですが、読んでくれた方が少しでも「がんばろう!!」と思えるような作品が完成したら幸いです。
ところどころ、日本語がおかしくて読みにくいところもあると思いますが、感想に改善点などを書いてもらえたらうれしいです。
読んでくれて、ありがとうございましたっ!