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復活の飛夜、唸れ必殺のS字カーブ

 前回までの振り返り


 大人気ゲームスマブラに参戦していた俺は自分より身長の低いおっさん(マリオ)相手に舐めプしていたらボコボコにされていた

 諦め、絶望していた俺だが生前の友人の浅見・オムアニクルドラと富野昴とのかけがえのない日々、そして過去の自分への不甲斐さをバネに復活を遂げる

 ここから米澤飛夜の快進撃が始まるのだ






1-3の絶望の状況の中俺は弓道で鍛えた目を使い相手の動きを見切ることに専念する

『あいつの動き自体は早くないはずだ、よく見れば捉えられる』

 生前の記憶を頼りにキャラ対策を実行する

 生前の俺は小太りだったが低身長のおかげで相手の攻撃に当たりにくい

 そう、このゲームにおいて低身長は大きな武器になる

 マリオは体のデカいファイター相手には大きなコンボが入ってしまうが俺みたいな身長が低く中途半端な体重相手ではコンボが入らない

 加えて機動力もそこまでないためよく見れば攻撃は当たらない

 俺はチャンスが来るまで極力耐え忍んだ

 そしてついに相手が隙を見せる

『オラァァ、これでも食いやがれぇぇ!!』

 大きく飛んだマリオを相手に上方向に強い調教アッパーを当てに行く

 そして遂に


 ''ドゴォーン''という音共に一ストック奪うことに成功

 1-2のストック状況になった

『ようやく1ストックとれたぜ!だがまだ油断はできねー

 流れを掴むためにもこのまま叩き込む!』

 パワードスーツを着込んだ俺はマリオより数段早い

 相手の攻撃を掻い潜りながら%を稼いでいく

『オラオラオラオラオラオラオラオラァァ!』

 ラッシュ、下段蹴り、空中回転蹴り等々多彩な技で相手を翻弄していく

 たまらず相手はガードを固めてしまう

『隙を見せたなぁ!調教スープレックスゥ!』

 パワードスーツを着た俺の前ではガードは無力

 おっさんに抱きつきたくはなかったが勝つために手段を選ばない

 ガードを無視の技を叩き込み遂に相手がたまらずスマッシュ攻撃を放つ

『隙を見せたなこのウスノロが!開脚下段蹴り!』

 生前女の子目当てに通っていたヨガ教室がここで役に立つ

 彼女は手に入らなかったが柔らかい体を手に入れ俺は必殺技を習得した

 ギリギリ倒しきれなかったが低く吹き飛んだマリオは復帰が弱くステージに戻ることは出来ない


 ''ドゴォーン''とまた撃墜する

 ストック状況は1-1の展開

 しかし、俺はここまでの戦いで%は100を超えていた

 向こうもこちらに慣れてきたのか撃墜まで行かなくても%を稼がれていく

『とっとと死んじまえこのクソジジイが!』

 頭をフル回転させ自分の技の全てを出し切る

 相討ちになってでもダメージを稼ぐ

 相手の%は50、飛夜は150を超えていた

 緊迫とした状況下で俺は勝負に出る

『殺すぞマリオォォォ!!』

 一気に近づき下段蹴りから空中蹴りを浴びせる

 そして崖側に追い詰めた

 相手の崖上がりに伝家の宝刀、空中後ろ蹴りが刺さる

 短い足から繰り出された後ろ蹴りだが赤い演出共に相手が吹き飛ぶ

『やったか?!』

 しかし、しぶとくも奴は生きていた

 それに加えてステージにギリギリ帰れる距離だ

 こちらも何か一つ喰らえば撃墜されてしまうので復帰阻止には行きたくない

 だが、ここで倒し切らなければこの勝負は負けてしまうと本能的に感じとっていた

 堂々のめぐりの中、生前の記憶が蘇る


































『米澤本当弱いネ、もっとカレー食べて日焼けした方がイイヨあ』

 放課後、浅見と富野と一緒にボーリングで遊んだ俺は行きつけのはま寿司に行っていた

 スコア最下位のやつが夕飯を奢るというデスマッチで俺はボロ雑巾にされ二人に搾取されていた

『ヨネ本当に勝負弱いよなwなんで負けるのに勝負好きなの?』

『お前らの悔しがる顔が見たいんだよクソ!あ〜またNewDaysでシフト入れなきゃ〜』

『そんな不純な動機だから勝てないネもっとカレー食べてナン食べてインド映画見て踊るアルヨ』

『クッソ〜インド人なのに中国人みたいに喋りやがってクソ腹が立つ、ぜってぇ勝つからな!』





こんなクソみたいなやりとりが俺にとっての幸福だった

今思い返してみればあの時のボーリング対決も本番に弱く最後の最後で負けてしまった


もうこんな思いはしたくない



自分は強いと己を鼓舞させ勝負を仕掛けにいく













『必殺、インディ・カーブボールゥゥゥゥ!!』


手からボーリングサイズの鉄球を繰り出す

この鉄球が当たらず相手に復帰を許した場合ジリ貧でこちらが負ける

そんな展開だったが迷いはなかった

タイミング、位置取り共に完璧な鉄球は相手の脳天に直撃し












''ドゴォーン''


撃墜した


『よっしゃぁぁ!くたばりやがれクソカスがぁぁぁ!!』


見事逆転し勝利した


やり終え、達成感に満ちたその体は少し色黒かったかもしれない







後書き

どうも調教丸です

半年ぶり以上の投稿になってしまいましたが私は元気です 

打ち切りなったと思ったそこの米澤!

残念だったバカめ

サブタイトルはリアル米澤君がS字カーブに苦戦中ということでタイトルに入れてみました

今回久々に書いたのは応援の意味もあります

私の気分次第で投稿していきますが話自体そんなに長くは続かないと思います

一応最後の展開までざっくりと決めているので生きてるうちには書き切りたいと思っています

ここまで読んでいただいた読者の方ありがとうございました

それでは、ナマステ〜(また次回お会いしましょう)


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