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第90話
第90話です。
ある程度疲れが取れて、まだまともに会話が出来そうになってから、俺は先輩に話しかけた。
「こんな朝早くどうしたんですか?何かありましたか?」
「ううん、ただの報告だよ」
「報告?」
このタイミングでする報告などどう言った内容のものなのか検討すらつかないが、付かないならつかないなりにその話を聞き入れようと思う。
「ほら、昨日の特設ステージの事についてだよ」
「あぁ……」
もう大方の事は先輩が自身の力で何とかしたのだろうと勝手に決めつけて思っていたが、どうやらそうでもなかったらしい。
「昨日の件ね親にも当然バレてたけど怒られはしなかったよ。というか特設ステージに関しては発想自体は悪くなかったんじゃないのか?って少し乗り気だったし」
「あれ、なんか話に聞いてた堅物要素が……」
「元々性格は丸い方だからねぇ」
納得はしたものの先程伸びた例と伸び悩んでいる生徒が出てき始める。
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