第290話
第290話です。
ふあぁ……とあくびをしながら重い体を起こす。昨日の収録を終えてから疲れて結局途中で起きることも無く熟睡していた。後輩くんにはまたお礼を伝えねばと思いつつ、昨日の夜はお風呂に入っていないので、朝風呂に入ることにする。
服を脱いで風呂場に入ると、シャワーを出した。最初は水しか出ないが、目を覚ますのにはちょうどいい。
冷たい水を頭から浴びて私は段々と温かくなってくるのを直に感じる。それと同時に意識の覚醒も進んで、物事をだいぶはっきり捉えれるようになってきた。
シャンプーとリンスで頭を洗ってから、ボディソープを使って身体も洗う。最後に洗顔も丁寧にしてから、私は浴槽にお湯を張っていなかったことを思い出して1人落胆した。
本当はゆっくり湯船に浸かりたかったが仕方がない。それは今日の夜までお楽しみに取っておこう。
ひとまずさっぱりした体を拭くために脱衣所に出て、私はバスタオルを手に取った。とんとんと優しく叩くように水分を取りきると私は服を着ていく。全部着てからはスキンケアをしてラフな格好になった。
1日はこれからだが、今日はゆっくり過ごさせてもらう。仕事も何も無いし、ギターの練習も家で出来る。ご飯は冷蔵庫の中身を使えば事足りるし、問題は無い。
「1日ふりーたいむ!」
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