第252話
第252話です。
東京の地に引っ越してきてからはや幾数日。この地での生活にもすっかり慣れてきて、今では割と謳歌している。
バイトでも無事に採用をもらうことが出来たし、あと残すのは大学の入学式だけだ。正直友達がいるわけではないので一人で出席してさっさと帰ればいいだけのミッションなのだが、ただやはりこう言ったイベントごとでは友達がいないというのは少し寂しい。けれど無い物ねだりにしかならない現状、そこは妥協なのだろう。
「ふあ……ねむ」
バイトは基本夜からで、週三の頻度でシフトは組んだ。そして今日はそのバイトの日なのだが、まあその時間までまだまだあるというのが今現在置かれている状態。つまりものすごく暇なのだ。
受験期の健康的な生活スタイルが未だ健在なため起きる時間は早いし、バイトの時間は遅いしでこの間の時間を埋める手段が何も無いのが正直辛いところ。
「先輩と遊びたいな……」
そうふと思ったが向こうの都合もわからない分、今日のところは結局暇な一日を過ごさないといけないのだけれど。
ほんと、暇。
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