表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
242/311

第242話

第242話です。

 お風呂には自分の家で既に入ってきているので、先輩の家では寝るだけだ。だから先輩の家を訪れる際に着ていた服も非常にラフなものとなっている。

 部屋は暗転していて、布団の中で時折寝返ったりする時のモゾモゾとした音だけが部屋に寂しく響いていた。


「ねぇ、まだ起きてる?」

「起きてます」

「そっか」


 その後に何か言葉を続けるのかと思ったがどうやら違ったらしい。

 部屋にはまた静かな空気が立ちこめる。

 寝返りの音と呼吸をする音。

 時々外から聞こえてくる車の走るエンジン音。

 どれも普段から聞こえてきてもおかしなものではないのに、今日だけは不思議と特別に聞こえる。


「先輩、起きてますか?」

「起きてるよ」

「そうですか」


 先程の仕返し、とは違うかもしれないが、俺は先輩と同じ事をしてみた。

 それに対する先輩の反応は……特に無い。無いのか。何かあると思ってたんだけどな。

 なんて事を考えながら俺はスっと目を閉じる。カーテンの隙間から僅かに入ってきていた街灯の光も見えなくなり、俺に見える世界は完全な暗黒と化した。

 感じるのは柔らかな暖かい温もりだけ。


ぜひブックマークと下の☆からポイントの方をお願いしますね!次回は23日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ