表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
231/311

第231話

第231話です。

 新幹線に乗って東京に向かう。今回は夜行バスではないのだ。大学の受験日前日の朝に前乗りしてルートの確認をしてから今日は寝る。そんな予定の1日。

 共通テスト利用でいくつかの大学に出願しつつ、俺は本命の大学に向けて勉強を進めてきていた。直近の模試の結果ではA判定。予備校でも大丈夫だと太鼓判を押されているし、高校でも普通にやれば大丈夫だと言ってくれた。だから俺が一番心がけることは、落ち着くということ。落ち着けばその先に道が開ける。

 車窓の外を高速で流れる景色を眺めながら俺はそんな事を思う。

 ルーティンは先輩の写真を見ること。そして深呼吸を3回だ。これで俺は最強になれる。

 大丈夫だと自己暗示をかけるよりも、よっぽど効果的だ。



◆◇◆◇



 ルートの確認を終えてからホテルの部屋に戻る。まだ昼を少し過ぎた頃だ。

 試験は明日の朝9時から。理想としては8時20分には大学に着いておきたい。となるとこのホテルを出るのは7時40分くらいだな。普段の生活よりも遅い時間にホテルを出る感じだ。気分としては少し楽。

 俺は荷物を整理しながら、明日持っていくものを別に持ってきたリュックの中に詰める。忘れ物は無し。最悪鉛筆等を忘れていれば今日買えばいいと思っていたが、それもちゃんとあるので心配はない。

 ベッドの上に転がりながらこの後どうしようかと考える。ルートは確認したし、忘れ物は無いし、勉強は嫌ってほどやって頭の中で教科書を再現出来るレベルだし。ここでゲームをして時間を潰すのも違うしな……。


「あ、そうだ……」


 言葉を漏らしながらテーブルの上に置いていたスマホを手に取る。そしてYouTubeを開いてからChatnoirのチャンネルに飛んだ。

 登録者数が増え、「START Again!!!」の他にも曲が伸び始めたこのチャンネル。実はプチバズを起こしており、「START Again!!!」に関してはもうすぐ200万回再生に到達しようとしていた。いやはや、急に伸び出すものだから、本当に驚いたが、同時に当然だと納得する自分もいて。やっとみんな見つけたのかという少し古参のような気分にも浸ったものだ。

 と、そんな事はどうでもいい。

 俺はChatnoirの現在出ている楽曲を最初から最後まで全て聴く。何度も何度もリピートだ。こうしていれば、俺の近くに先輩やアスナさん、メグさんがいてくれている様な気がするから安心出来る。

 これは、ルーティンの中にChatnoirの曲を聴くのも追加だな。


ぜひブックマークと下の☆からポイントの方をお願いしますね!さてと次回は1日です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ