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第213話

第213話です。

　共有スペースのリビングにあるソファの上で炭酸水を飲みながら手作りおにぎりをパクパクと1人寂しく食べる。中身に具材は何も無くてただの塩むすびだ。申し訳程度に海苔が巻かれているのだが、それも3個作ったおにぎりのうち2個だけ。シンプルに味付け海苔が尽きてしまったためである。

　この時間帯のテレビはドラマやバラエティなどを多くやっているため、それでも見ようとも思ったのだが、どうせなら目が冴えてるこの間に作曲の作業も進めてしまおうと考えた。日中に作業する時はギターの弦を使って生の音を感じながら作曲するのだが、夜中なのでパソコンを使って作業しよう。もしかしたら同居人の中には寝ている子がいるかもしれないし。

　私に出来る小さな気遣いを大切にしつつ、私は残りのおにぎりも食べきってしまう。食べ終えてからは炭酸水を流し込んで、お腹を膨らました。

「いよぉし、頑張るぞー！」

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