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第185話

第185話です。

 とっぷりと暮れた空の下、私は走って駅に向かう。背中で弾むギターケースが時折腰に当たって痛いが、今は気にしない。

 晩ご飯を食べていないので、お腹がなりそうになる。クラスのみんなは後夜祭の後にさらに打ち上げに行くらしいが、私は予め断りを入れていた。バンドの子達とするのだと伝えると、みんな快く了承してくれたのは素直にありがたい。人によれば私がこうやって目立つのをよく思わない子もいるらしく、そういう子には露骨に避けられたりして時々傷つくが、クラスのみんなはいい人で本当に良かった。

 駅に着く頃には時刻が7時半と想定していたよりも少し早く着くことが出来た。この調子だと8時までには帰れるだろう。走ってよかった。

 そう思いながら私は改札を抜けてプラットフォームに上がる。

 空いているベンチに座り、私はスマホを取り出した。お昼の演奏の様子を見るためだ。アスナちゃんの学校と同じく有志による出し物は映像を撮り、即座に編集&ホームページにアップロードという段階を踏んで今では誰でも見れる状況にしているらしい。

 動画をタップして読み込みが終わるのを待ってから、私の出番のところまでバーを移動させる。ある程度移動させると、私の前に出番を迎えた人達が映ったので、そこでバーを動かすのはやめ、そのまま見ていくことにした。

 どうやら止めた段階でかなり後半のパートだったらしく、私達の出番までは対して時間もかからずに始まる。

 一つ前の出番が終わり、私達が舞台袖から出てきた。アスナちゃんと私はそれぞれ楽器を携えて、メグさんはスティックを持って。

 私のMCから始まり、メンバー紹介を終えると音楽はスタートする。

 自分で言うのもなんだが、本気で演奏している私達は見ていてとてもかっこよかった。


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