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第109話

第109話です。

 メグさんがおそらく忍びの家系の子孫だと予想された後、私達はCDショップを離れた。

 手に持たれた紙袋の中には新品のアルバムやシングル曲がザラりと詰まっている。

 家に帰ったら音楽プレイヤーにこの曲を入れる作業からだななどと思いながら歩いていると、隣から肩をとんと叩かれた。

 誰だろうと思いながらそちらの方向を向くと、後輩くんが私達2人の方を見て手招きをしている。


「どうしたの?」

「いや、お2人がバンドを組むならライブハウスとかも見た方がいいんじゃないかと思って」


 そう言って指さした方向には、様々な音楽バンドのポスターや今日出場するバンド名の書かれた黒板を置いているライブハウスがあった。

 防音対策のためなのか、入口は地下にあるらしい。


「ライブハウスかぁ、確かに見ておきたいなぁ」

「わ、私は何回か行ったことがあるのである程度の雰囲気は……分かります」

「へぇ!楽しい?」

「そ、それはもちろん!音楽はかっこよくて、バンドの人もすぐそばにいるから一体感がとてつもなくて、楽しいなんてものじゃないよ!」

「おぉそれはいいね」


 ライブハウスの魅力と同時に音楽を語る時のメグさんの魅力にも気付けた気がする。

 音楽の話をする時は白い頬に少し赤みが刺して、黒い目はキラキラと光って、何より声も早口になっちゃったりして。それはたいそう可愛らしい魅力なのだ。


「じゃあ行ってみようか」


 そうして後輩くんの誘いに乗る形で私達は目の前のライブハウスに入った。


ぜひブックマークと下の☆からポイントの方をお願いしますね!次回は、2日です。

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