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南棟2階にて

男子組書いてて楽しー

 あぁっクソが。毒づきつつ犬頭の剣をうける。捕まってたやつは逃した。が、こいつしぶとい。腹、背中ときったが横にもデカイせいか、逃げるのがうまいせいか浅い傷しかねぇ。


「クソッタレ」


 俺は、椿のとこに行きたいんだっつーの!ここ階段から真逆だし!うちの学校複雑すぎるだろ!まずここは学校なのか?それすら怪しい気がするし、大体なんでこんな変なことになってるんだよ。ふざけてるだろ。


 一旦間合いを取り、乱れた息と思考を整える。


 椿のこと考えよう。落ち着ける気がする。犬頭をしっかりと見据えつつ、意識を飛ばす。


 まず見た目。艶々の真っ黒な髪。普段のポニーテールもおろしてても可愛い。綺麗な白い肌。普段はキリッとした目も笑うとクシャってなって可愛い。まつ毛長い。真顔でいるとイケメン。ちょっと隣にいると不安になるんだよな……誰にも譲らないけど。


 それはそうとして色々と強いのも好きカッコ可愛い。走ってこっちきてくれる時とか、ちょっと前髪気にしてるのも可愛い。俺が身長高いせいで上目遣いになるのも可愛い。身長伸ばそうとしてるのも(牛乳とか背伸びとか)可愛い。160いってりゃいいと思うけどな。

 とりあえず全部可愛い。中身も口調も全てが可愛い。あの口調と普段の行動からは虫ダメなんて想像できないよな。

 あ、あと言動が尊敬できる。信頼できる。尊敬、信頼ときたら……


 その時急に犬頭が動いた。目の前に剣が振り下ろされる。咄嗟に受けるが、体格差のせいか重い。


 今いいところだったのに。受けた手が、腕が痛い。ジンジンとしてきた。その痛みに伴うようにして焦りではなく、怒りが沸いてくる。


「邪魔すんじゃねぇよっ!」


 怒りのままに流してそのまま斬り払う。


 のけぞったので、そのまま心臓があるであろうところへぶっ刺す。


 血が吹き出し、そのまま後ろへと倒れていく。何度か足掻いたようだが腕が伸びるたびに斬って刺し直していたら動かなくなった。


 あちらも疲れがたまってきてたのだろう。もうどうでもいいが。コイツが倒れた今、俺がすることは1つ。


 椿のところに行こう!休憩もそこそこに気絶している生徒を俵のように担ぎ、走る。揺れるが、頑張って欲しい。


 ちょっと走っていると歩いている薫の背中が見えた。


「お前なんで歩いているんだ?」


「うわ。もうきたの。歩いてるのはね〜ちょっと蹴る場所間違えた。それはもうどうしようもないし、大丈夫だからいいとして、お腹苦しそうなんだけどその子。」


 そういえば来る時に鎧が凹んだヤツがいたな。お前か。あと抱え方に文句言われる筋合いはないと思うんだが……この生徒は男だし、怪我はしてない。背負うのは走り辛いし、薫の抱え方は論外だ。


「お前の姫抱っこの方がどうかと思う。」


「目が覚めた時が楽しみでしょ?それに外されてた関節に1番負担がないかなって思って。」


 こいつの場合は絶対前者が本音だ。この腹黒眼鏡。


「あ、柊弥。」


 なんだ?俺は首を傾げた。


「先生を見たかい?」


 首を振る。考えてみれば妙だな。職員室はこの棟にないとはいえ、誰もいないのはおかしい。部長会議の時に資料を取りに出た先生とかいるはずなのに。


「見てないかー。」


「何がおこっているんだ?」


「分からないよ。」


 薫は器用に後輩を動かさないように肩をすくめ、窓の外へ視線を向ける。外は雨の日のように暗い。


 が、いつもとは違う。それはわかった。


「気づいた?学校外が森になっているの。グラウンドも消えてるし、棟は全部あるっぽいけど、テニスコートとかはなかった。加えて森の木。窓開けて確認したんだけど、見た限り広葉樹しかない。それがこんなに寒いのに、一本も散っていない。あとね。廊下。微妙に引き伸ばされてる。違和感はあったけど、今は断言できる。校舎内が変わっているよ。」


 それは……不気味だ。ふと、椿に加えて置いてきた部長たちが心配になった。


 俺と薫が通りすがりに倒しているから下から来ているヤツラは平気だと思うが……もちろんやり損なったのもいるだろう。全部の教室とか覗いている訳ではないしな。


「部長達は大丈夫だと思うよ。もちろん椿さん達もね。」


 不安が顔に出ていたのだろう。いや、薫が表情を読むのがうますぎるに違いない。にしてもなぜ大丈夫と言えるのか


「そうか?」


「あのね、うちスポーツ結構強いんだよ?今日それぞれ武器持ってきていたし……」


「悠仁もいるな。」


「そーそー。あの空手部長さんは多分僕より強い。加えて弓道部、薙刀……は資料取りに行っていたな。科学部は危ない薬品を僕に見せてくれたからアレ使えると思うし。大丈夫でしょ」


「籠っていてくれればいいがな。」


 サッカー部部長とか。日本文化部とか。


「それは仕方ない。でも流石に守ってくれる人から離れるほど馬鹿ではないでしょ。本能強そうだし。」


 そうか。ならやはり心配すべきは椿か。誰かと合流してくれてるといいが……。できれば戦える、資料取りに行った薙刀部部長とか最適だ。仲も良い。八重といてくれるなら少し安心できる。


 無事でいてくれよ。



交互に書くと書きづらい気がするので、(しかも読みづらそう)これからは自由に書きます。あとこれから色々な視点が増えますが、なになにside〜とかは書きたくないので、なるべく冒頭でわかるように頑張ります。

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