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旭日の惑星  作者: 小林ミメト
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第参拾壱話:朽ち果てたイージス艦『きぼう』

投稿遅れてごめんなさい。


理由はともかくネットサーフィンたーのしー!!(完全にこれが原因)


追記:諸事情により、後半部分と後書きを大幅に改稿しました。

 「これが・・・おばんの言っていたイージス艦という船か・・・。」


 「それにしても、長い間放置されていたみたいやな。」


 トペが魔石ランプをかざしながら奥の方に進むと、ササクレとカビが目立つ木箱が放置されていた。


 トペは、ふと木箱に何かが書いてあるのを見つけた。


 「火気・・・厳・・・うーん読めへん。」


 「もしかしたら、ジエイタイという組織が所有していた武器かもしれへん。トペ、開けてみ。」


 トペは、軽くうなずき埃を被った箱の蓋を咳き込みながらも開けると、中には様々な形をした銃が置いてあった。


 「す、すごい!!これが流れ人達が異世界からもたらした武器!?」


 「海獣を倒したと言われる武器や!今でも冒険者組合が健在だったら、これらの武器は伝説級やで!!」


 冒険者組合が健在だったころは、先代魔王が作ったいくつものダンジョンがある。


 そこには、当然ながらお宝が眠っており、それぞれレア度が上に行くにつれて、一般級、百聞級、童話級、伝説級、神話級の五つに分類される。一般級は主に、比較的安全な暗い森にも生えている、ポーションの材料にも使われるマジシャンマッシュルーム、百聞級は危険な魔物が住む森にでも行かないと取りにいけない薬草など、童話級以降は基本的にダンジョンでしかゲットすることのできないお宝で、もちろんレア度は神話級が一番上だ。


 「コレで、あいつらを撃退できるかもしれへん!!」


 まだ何かないかと、船の後ろ側に回ってみると船尾に白文字で芦原語(この世界で日本語に似た文字)が書かれていた。かすれてはいるが、辛うじて読める。


 「『きぼう』・・・。恐らく、この船の名前やろう。」


 「文字通り、私達の希望やね。」


 プランチャが頷いたその時、後ろにある石レンガ造りの空洞からうめき声が聞こえてきた。


 「姉御、なにか・・・来るッ!!」


 現れたのは、ゾンビ化したドワーフの集団だった。おそらく、この村の住人だろう。


 中には、ジャージ姿の日本人男性のゾンビが混じっているが、高そうな宝石がちりばめられた剣を持っているところを見ると流人か召喚勇者だった人だろう。


 パーティを組んでいたのか、ここではあまり見かけない猫獣人のヒーラー、この村の住人と思わしきドワーフのタンク、そして豊満な胸を揺らしながらこちらに向かって歩いてくる女性の魔法使いが普通のゾンビに交じってやってきた。もちろん全員ゾンビと化しているため、目もうつろでずっと口が開いた状態のため終始よだれが垂れていた。


 「く、来るなー!!!」


 トペは、慌てて箱に入っていた銃を一丁取り出してゾンビに向けた。


 「あ、姉御!これどうやって使うんや!!!」


 「私が知るわけないやろが!!」


 プランチャは、何かないか箱の中を調べていると、しわくちゃになった一つの紙切れが中に入っていた。


 上の部分は完全にシミで見えなくなってしまっているが、下の方に書いてあった銃の扱い方は辛うじて読めた。


 「え、えーっと・・・。トペ!!その銃の左に芦原語で『ア・タ・レ・3』みたいなのが書いてあらへんか?」


 「あ、うーっ・・・あった!!」


 「それを、アから3に動かしてみ。」

 

 トペは、言われた通りにレバーをいじった。ところが、焦って力んでしまったために引き金も同時にひいてしまった。


 「きゃううんっ!!」


 さらに、本来男性が両手で撃つところを片手がランプでふさがれていたトペは、発射の威力でしりもちをついてしまいさらに運の悪いことに銃を放り投げてしまった。


 不幸中の幸いだったのは、ランプを割らないように臀部よりも高く上げてしりもちをついたこと、打った弾が偶然一番先頭にいたゾンビにヘッドショットを食らわせたことによって、ゾンビたちが倒れた仲間にひるんだことだ。


 「アイテテ・・・ん?ひいっ!!」


 「心配いらへん。ゾンビはヘッドショットか心臓を撃ちぬけば死ぬ、ようやったトペ。」


 そう言ってプランチャは、トペに放り投げてしまった銃を渡した。


 「へ、へへへ・・・。」


 体制を立て直したゾンビたちは、仲間を本能的に増やそうとなおも襲い掛かってくる。


 プランチャも、トペと同じような銃を箱から出してゾンビに向けた。


 「いいか、トペ・・・彼らはなりたくてゾンビになったわけやない。安らかに眠れるよう祈りを込めて頭か心臓を狙うんや。」


 「うん。」


 「いくで!!・・・連射よし!!」

 

 「れ、連射よし!!」


 プランチャは、トペに向かって二ッと笑って叫んだ。


 「撃て!!」


 同時に二人は、連射の威力に耐えながらも頭と心臓を撃ちぬいていった。


 比較的力の無いトペは、よろけて全く見当違いの場所を撃ちつつも、何とか体制を立て直して撃ち続けた。


 そして、ゾンビが全滅したころにはあたりは火薬と血のにおいが充満した静寂な空間と化して、聞こえてくるのは姉妹の息遣いだけだった。

 六月からは不定期投稿になりますが、なるだけ間隔は開けずに投稿しますので早く見たいという方は、ブックマーク登録と高評価、良ければ感想なども一言でいいですのでよろしくお願いします!

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