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パンツ見える能力あっても学校生活には使えないよね 第1話(シロクマと5人衆)

作者: シース

目の前にいたツインテールの女の子が転んだ瞬間、スカートがめくれてパンツが見えた。

パンツは白だ。

ガッツポーズをしながら、ラオウのように昇天していると

さっきのツインテールが俺の前に来て、いきなりビンタしやがった。

(このドスケベ、変態、もう朝から最悪。消えて。)

ツインテの罵倒は俺にとっては子守り歌。俺は、もう一方の手を挙げ、招き猫ポーズをとる。

(白のくまさんパンツのツインテールのシロクマの君、もう一回、ビンタ頂戴にゃん)

ツインテールの顔はみるみる真っ赤になった。

(あ、あ、あんた私のパンツみたの。本当なんなの。キモイ、まじ死ね。)

ツインテールは捨て台詞を吐いて、走って逃げてしまった。


そう、俺は、斎藤 竜馬15歳 高校生さ。おやじは坂本竜馬から俺の名前をとったらしいけど

俺は竜馬みたいに頭もよくなければ、運動もできない。ただ、女の子のパンツの柄を見抜くサード

アイを持つ能力者だ。神は、この能力しかくれなかったけど、それでも満足している。


俺は新学期、このサードアイを使ってクラスの女子全員のパンツの柄を見抜いた。

そのなかでもすごかったのが、

地味で優等生の眼鏡女子だけどT-バックの 佐藤 咲。(コードネーム、T-saki)

お姉さま系で、性格がきついけど 猫ちゃんパンツの 桃木 玲 (コードネーム キャットピーチ)

生徒会書記 富田財閥のご令嬢で 縞パン の  富田 かな  (コードネーム ストライプ(縞) ウェルス(富)

成績トップ、12歳で飛び級で高校に編入した留学生、金髪のくまさんパンツ アシュリー、レオパルド 

(通称 ベシュリー、ベアーパンツのアシュリーだからだ。)

そして、

泣く子も黙る生徒会長、そしてスケスケパンツの 佐々木 裕子だ。(コードネーム スケルトン裕子)


俺はこいつらを滝ケ原学園 5人衆とよび、日々崇めていた。(もちろん本人には内緒でははあるが)


(な~にやってんの。)さっきのツインテとのやりとりを見ていた幼馴染の 風見 結衣が怒り始めた。

風見は、幼馴染だが、面白みのない白パンだ。俺は興味がない。


(うるせぇ。せっかくのシロクマが逃げちまったじゃねーか)と咄嗟に俺は口を滑らしてしまった・


(ねー 竜ちゃん。頭大丈夫?) 風見は怪訝そうな表情で俺をみつめる。


(おい、ひでーじゃねぇか、俺は天才なんだよ。結衣、俺にはやらなくてはいけないことがあるんだ


じゃあな。)俺はウサインボルトみたいに全速力で学校へダッシュした。


俺の高校2年生初日の朝はこうして始まった。


                                            つづく

次回、五人衆登場 こうご期待








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