第3章 カルナディアへ★4★
俺はライルさん達に魔神のルシフェルの事を話をした。
「ルシフェルだと!魔族がこちらに来るということは魔族領で何かあったのかも知れないな。ジャスティにも後で報告しなければいけないな。ユウキ、明日一緒に王宮に行って貰うが良いな?」
「はい、今回はゴエモンさんの協力で何とかなりましたが、もし次に襲ってきたら撃退できるかわからないので早めに対策は練っておかないといけないと思いますので」
「では明日の朝また来てくれ。ジャスティへの面会の連絡をいれておく」
俺達は部屋を出てロビーで話をしていた。
「この後は先に泊まるところを確保しておかなきゃいけないんで、ムラマサさんの所へはそれから案内しますけど良いですか?」
「構わないぞ。確かに宿は早めに押さえておかんとな」
「ユウキ、サリーの所にするの?」
「そのつもりだけど」
するとミネアはユーリさんに夜一緒にご飯を食べようと誘っていた。多分ユキネさんの事を話すのだろう。少し気が重くなってきた。ユーリさんは仕事が終わり次第来ると言うことになり俺達はサリーちゃんの宿屋に向かった。宿に着いた俺達は中に入るとおかみさんは掃除をしていた。
「おかみさん、ただいま」
「ユウキ!帰ってきたんだね。お帰り」
「部屋は空いてますか?今回は他にも泊まりたい人がいるんですけど」
「そちらの3人かい?丁度4部屋空いてるから大丈夫だよ」
取り敢えず俺達は1週間部屋を押さえた。支払いをしていると奥からサリーちゃんが出てきた。
「お母さんお客さん?いらっしゃいま!ユウキお兄ちゃん!帰ってきたんだ!」
俺に気付いたサリーちゃんは走ってきて俺にそのまま抱きついてくる。ユキネさんよりも少し大きいサリーちゃんの胸の感触が伝わってくる。
「サリーちゃんただいま。竜王祭優勝したよ。ミネアも準優勝だ」
「ユウキお兄ちゃん凄い!ミネアもおめでとう」
「ユウキはお兄ちゃんなのに私は呼び捨てなのね。まぁいいわ、ありがとう」
「ミネア、四人を部屋に案内してちょうだい」
「はーい!行こ、ユウキお兄ちゃん」
サリーちゃんは久し振りに会えてよっぽど嬉しいのだろう。俺の手を掴んで引っ張っていく。
「ミネアさん。あの娘がサリーちゃんですか。あの胸は強敵ですね」
「うん。ユキネよりも大きいのにまだ15歳なのよ。末恐ろしいわ」
ミネアとユキネさんがそんな話をしているとは知らず、俺は部屋に案内され一息着いた。




