第3章 カルナディアへ★2★
前に土魔法で作った小屋ごとアイテムボックスにしまっていたので中に入りお湯を入れ準備をした。
「あれはなんですか?」
ユキネさんが聞いてくるがミネアは自分の手柄のように答える。
「お風呂よ!ユウキと一緒だと旅の最中もお風呂に入れるんだから。入る順番はゴエモンさんが最初ね。次はルナさん、そしてユウキ、最後に私たちが入るわ」
何故かお風呂に入る順番まで仕切られてしまった。ルナさんは最後でいいと言っていたがミネアが何か耳打ちすると納得していた。それにしても何で最後がミネアとユキネさんが二人でなのか少し疑問に思った。
「どれ、一番風呂を頂くとするかの」
ゴエモンさんがまず入り次にルナさんも入り終わった。次は俺の番だ。
「じゃあ見張りお願いします」
俺は身体を流し湯船に浸かった。やっぱりお風呂に入ると疲れが取れる。馬車に乗ってるだけとはいえ車みたいにサスペンションがあるわけでもないので振動がダイレクトに腰に来るのだ。すると小屋の入り口から物音がする。ゴエモンさん達が見張りにいるので魔物等入ってくるはずがない。もしかしてルシフェルか?と思い魔力闘衣を使う。すると入ってきたのはバスタオルを巻いたミネアとユキネさんだった。
「驚かせるなよ、魔神が来たのかと思ったよ」
俺はミネア達にそう言うがミネアとユキネさんの視線は俺の目よりもかなり下に向いている。俺はそこでやっと気付き直ぐ様湯船に身体を沈める。
「何見てるんだよ!」
俺は素っ裸のまま魔力闘衣を使い臨戦態勢をとっていたのだ。
「あれが‥‥‥あんなにも大きな物が‥‥‥」
「ユウキのはあんなに‥‥‥」
二人は俺の物をはっきりと見てしまったらしく驚きの表情を浮かべている。修学旅行や合宿等はタオルを巻いて隠してはいたが、確かに同級生よりも大きいなとは思っていた。空手の世界大会で海外に行った時、サウナに入ったら外国人に驚かれた事で外国人も驚く位なのかと真剣に悩んだこともあった。
「そんな事より二人は何しに来たんだよ!俺はまだ終わってないぞ!」
「そんなの背中を流しに来たに決まってるじゃない」
「私は旦那様には尽くすと決めているので」
「まだ結婚もしてないぞ!」
「ユウキは私達美女二人に背中を流してもらうのは嫌なの?」
「‥‥‥‥嫌じゃないけど」
「なら良いじゃない。じゃあこっちに来て」
世の男性で嫌だと言えるやつがいたら見てみたいと思う。ミネアは肌が少し焼けていて健康的な色をしており、出るとこは出てまさにグラビアアイドルのような体型だ。そしてユキネさんは雪のように白い肌をしており、タオルを巻いているが今にも弾けてしまいそうなほど巨乳だ。俺は自分の物に変化がないよう気を配りながら手で隠し言われるがまま床に座る。
「ユウキさんの背中や腕を見てもあんなに強いなんて信じられないですね」
「確かにそうね。締まった筋肉だけど魔神と戦えるようには見えないわね」
二人はタオル等を使うわけではなく手のひらに石鹸を塗り俺の身体を洗っていく。段々と俺の物も我慢が出来なくなってくるのがわかる。今度は二人は俺の後ろに回り背中を洗って行く。すると何か落ちる音がしたと思ったら背中に柔らかい感触がした。
「ちょっと何を‥‥」
「んっ‥‥」
「あっ、動いちゃダメ‥‥」
柔らかな感触の中に少し固いものを感じミネアとユキネさんが色っぽい声を上げた。
「お、俺は先に上がるから!」
俺はこれ以上は我慢できそうにないと思い逃げるように風呂を出た。
「ミネアさん、ユウキさんの始めより大きくなっていたような‥‥」
「ユキネも気付いた?私達の壊れなきゃ良いけど‥‥」
俺は二人がそんな会話をしているとは知らず、顔を真っ赤にして急いで服を着ていた。




