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第3章 竜王祭二日目★9★

 昼食も終わりそろそろ会場に戻ろうかと話していた時ミネアが話し掛けてきた。


「私の試合の作戦ばかり話していたけど、ユウキはクレアに勝てるんだよね?」


「やってみなきゃわからないけど負けるつもりはないよ。先に決勝で待ってるからミネアも負けるなよ」


「うん」


 俺の言葉にミネアは笑顔になり少し気がまぎれたようだ。作戦は練ったがゴエモンが負ける程のスキルを防げるか内心心配だったらしい。俺はミネアの頭をポンポンと叩き会場に向かった。


「さぁ、それでは午後の部を始めます。準決勝第1試合はウェルズ国代表のクレアさんと、我らがアイドル!カルナディア代表の〔闘神〕ユウキさんです」


 司会自体が俺寄りになっているので少し辞めて欲しいのだが俺とクレアさんは試合場に上がった。


「それでは試合始め!」


「貴方がユウキさんですか。てっきりアリシアが代表になるものだと思ったんだけどな。私へのリベンジに燃えていたし」


「ご希望のアリシアさんでなくてすみません。予選で俺が勝ちましたんで我慢してください」


「まぁ、私は誰でも良いんだけど。むしろ君みたいな男の子で嬉しいしね。私は優勝するだけだし。」


「奇遇ですね。俺も優勝するつもりなんで」


「私は貴方と違って獣人族を背負っているの。獣人族はけして人族に劣っていないってことを証明しなければならないの!」


「人族は貴方達を下に見ているんですか?」


「そんなの子供でも知っている事ですよ!魔物の血を引いていると言われ続け、虐げられてきた事くらい」


「そうなんですか?ステータスはむしろ人族よりも高いですし、その耳とか尻尾は可愛いと思いますけど‥‥」


「なっ、何を言っているんですか‥‥わかりました!そんな事を言って私を油断させるつもりですね!やはり人族は油断がならない」


 何故か検討違いの事を言っているが尻尾がブンブン動いている。


「行きますよ!」


 クレアさんは物凄い速さで飛び込んでくる。人の飛び込みとは違いやはり獣に近い。装備している爪で攻撃をしてくるが、魔力闘衣を使わなくても何とかかわすことが出来る。俺は攻撃をかわしながら肩口を掴みそのまま足を払いクレアさんを 転ばせる。


「くっ、中々やるね」


 クレアさんは飛び起き俺に向かってまた攻撃をしてくるがそれをかわし今度は柔道の背負い投げのように投げて床に打ち付けた。


「まだやるかい?」


「あ、当たり前だ!」


 再度起き上がりクレアさんは距離をとる。


「私の格闘術ではあんたに敵わないようだ。だが私は負けるつもりはないんで取って置きの技を使わせてもらうよ!」


 するとクレアさんから光の魔力を感じた。

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