第3章 竜王祭★18★
娘を空手の練習に送って行ったら急遽空手の審判講習に出ることになった為かなり短めです。明日はもっと長めにしますので勘弁してください。
「次はミネアの番だな。勝てよ」
「任せといて」
「それでは次の試合を始めます。カルナディア国代表のミネアさんとフェスティア国代表のスクアートさんです」
スクアート・セイフォード
年齢 52 LV 70
種族:人間 職業:1級魔導師
体力:425
魔力:640
筋力:210
耐久:320
俊敏:365
スキル: 〔火魔法LV6〕 〔雷魔法LV5〕 〔光魔法LV5〕〔闇魔法LV4〕 〔詠唱破棄〕 〔魔力上昇・中〕
流石に1級魔導師だけあって魔力がかなり高い。ミネアが勝率は五分五分と言っていたのもわかる。ただそれは俺と戦った竜王祭予選の時のミネアとならだ。
ミネア・クレメンス
年齢 25 LV 67
種族:人間 職業:冒険者
体力:325
魔力:705
筋力:214
耐久:325
俊敏:360
スキル: 〔火魔法LV6〕 〔水魔法LV5〕 〔風魔法LV8〕 〔光魔法LV6〕 〔詠唱破棄〕 〔魔力上昇・上〕 〔料理LV1〕
思った通りマサムネに作ってもらった腕輪と俺が買って上げた髪飾りの効果でステータスとスキルが上がっていた。これならマーリンさんとも互角の勝負が出来るくらいまで上がっている。料理のスキルが増えているような気もしたが今は特に関係ないだろう。
「それでは試合始め!」
試合開始と共にお互いに後ろへ下がり距離を取る。スクアートさんは炎の矢を出現させてミネアに向けて放つ。この魔法はマーリンさんも使っていたが、ファイヤーボールよりも威力は低いが複数出現させることが出来るので牽制などに効果的だ。ミネアは逆に炎の槍を出現させて放った。普通なら魔力消費の多い槍の方が数が少なくなるのだが魔力が上がっているミネアはスクアートさんと同じくらいの数を出現させたのだ。矢と槍では威力も違うためミネアの放った魔法は炎の矢を打ち消しながらスクアートさんに飛んでいく。当たる寸前でスクアートさんは地面から炎を吹き上がらせそれを壁にして炎の槍を防いだ。
「去年見たときより強くなっているようですね」
「当たり前よ。私は決勝をユウキと戦うんだからこんなところ何かで負けてられないのよ」
「私のことは眼中に無いとは甘く見すぎですよ!」
ミネアは得意の水の鞭を作り出しスクアートさんに攻撃する。スクアートさんも炎の鞭を出して応戦するが鞭さばきはミネアの方が上手かったのでスクアートさんは対処しきれなくなってきた。スクアートさんが咄嗟に雷魔法を使いミネアの水の鞭を牽制した。水の鞭を手にした状態だとそれを伝いダメージを受けてしまうからだ。ミネアはすぐさま距離をとりプリズントルネードを使った。前に使ったときよりも数が増えており、大大きさも増している。
「くっ!これは」
「これで決まりよ!」
スクアートさんに向かい全部の竜巻が遅いかかりスクアートさんは防ぐことが出来ずダメージを受けて吹き飛ばされた。体の至るところに傷を受けており着ていたローブもぼろぼろになっていた。
「勝負あり、勝者カルナディア国代表ミネア」
勝ったミネアは俺に向かって笑顔でウインクをした。




