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第3章 竜王祭★17★

 携帯を家に忘れたまま出掛けてしまい投稿が遅れてしまいました。誠にすみませんでした。


「お待たせしました。それではBブロックの試合が始まりますので中にどうぞ」


 俺達は中に入り椅子に座ると先に来て椅子に座っていたユキネさんが俺に気付き睨んで来る。


「それではBブロック第1試合を始めたいと思います。クレメンス国代表マールさんとセフィールド国代表のレオンさん」


 レオンさんの名前が呼ばれると観客から凄い声援がする。


「凄い人気だなレオンさんは」


「去年の竜王祭にも出場してたしね。そもそも男性が少ないからこれだけの公の場に出てくればファンも出来るでしょ」


「去年は何処まで勝ったんだ?」


「去年は準々決勝でマーリンに負けてたわね」


 俺は鑑定を二人に使う。


レオン・リュクス

年齢 29 LV 68

種族:人間 職業:ハンター

体力:780

魔力:245

筋力:583

耐久:451

俊敏:385

スキル: 〔剣術LV5〕 〔火魔法LV3〕 〔水魔法LV3〕 〔状態異常耐性〕 〔気配感知〕



マール・ジープ

年齢 24 LV 59

種族:人間 職業:テイマー

体力:323

魔力:334

筋力:290

耐久:229

俊敏:245

スキル: 〔風魔法LV4〕 〔光魔法LV2〕 〔テイミングLV4〕〔気配感知〕


 確かにレオンさんはかなりの強さでSランクのハンター、さらに顔も良いと来たら人気もあるのがわかる。


「それでは試合初め!」


 マールさんのテイムしている魔物は鳥の魔物だ。


スカイイーグル

LV 40

種族:鳥獣テイム

体力:250

魔力:160

筋力:140

耐久:125

俊敏:360

スキル: 〔風魔法LV3〕 〔フェザーニードル〕 〔高速飛行〕


 鳥形の魔物なら伝書鳩の代わりにもなりそうだし、空から偵察など出来たりと頼もしいだろう。スカイイーグルはマールさんの肩から飛び上空からレオンさんに向けてフェザーニードルを放った。大量の羽がレオンさんを襲うがレオンさんは肩に担いである両手剣を力任せに振るうと物凄い風圧でフェザーニードルを防いだ。


「まだ甘いな。俺はスカイイーグルの何倍もでがくて狂暴なデスイーグルだって討伐したことがあるんだ。対処法は熟知しているよ」


「そ、そんな‥‥‥」


 レオンさんの言葉にマールさんは戦意を喪失しかけている。


「なぁミネア、デスイーグルってそんなに強いのか?」


「デスイーグルは鳥獣種の中でもかなりの上位でAランクはあるわ。竜種の下位のワイバーンと強さは変わらないわ」


 前にドラゴン等は何百年と素材が出回ってないと聞いたので本当に存在してるのか怪しかったが、下位のワイバーン等は討伐されることがあるらしい。それでも下位のワイバーンでさえAランクもあるので討伐報告自体がカルナディアでは殆どないらしい。


「あまり女性を攻撃するのは好きじゃないんだが、試合だから勘弁してくれよ」


 両手剣を肩に担いだままレオンさんは走りだし、そのままマールさんに袈裟斬りをする。なんとレオンさんは持ち前の筋力で両手剣を片手で振るっている。紙一重でその攻撃をマールさんはかわしたがレオンさんは袈裟斬りしてそのままもう片方の手を添えて次の攻撃に繋げている。レオンさんは普通の両手剣よりも大きい物を使っているので並の冒険者なら攻撃の後に隙が出来てしまう。しかしレオンさんは持ち前の筋力と剣術でそれを無くしているのだ。続けざまに横に切り払われた攻撃にマールさんは対処することが出来ず勝負が決まったと思われたが、マールさんに攻撃が当たる寸前でレオンさんは攻撃を止めた。


「やっぱり女性は切りたくないんでな。実力差はわかっただろう、負けを認めてくれないか?」


 レオンさんは自分なりのポリシーがあるらしく女性は斬りたくないようだ。


「わかりました‥‥私の負けです」


「勝負あり!マールさんの降参によりレオンさんの勝利です」


 レオンさんの「女性は攻撃したくない」と言う言葉に観客の女性達はさらに魅了されたらしく物凄い黄色い歓声がレオンさんに贈られ、それにレオンさんも投げキッスで答えている。


「何かチャラいなレオンさんは」


「ユウキは知らないの?冒険者の間じゃ有名よ。討伐した魔物よりも彼女の方が多いんじゃないかって」


 予想通りレオンさんはプレイボーイだった。



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