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第3章 竜王祭★8★

 ミネアの髪飾りを買った後も色々と見てまわっているが中々掘り出し物を見つけれないでいた。


「ユウキ、何か気になる物はあった?」


「中々ないなぁ。服が透けて見える眼鏡とか気になったけど骨の姿が映し出されるダジャレグッズだったし」


「ちょっとなにそれ、そんなに裸を見たければ私が見せてあげるのに」


「じゃあお願いしようかな」


「えっ‥‥‥でも‥‥」


 普段のキャラと違い、以外にも男性経験のないミネアはいざそうなるととても恥ずかしがるのでそのギャップがとても可愛いのを昨日知ったのだ。


「冗談だよ」


「もぉ!ユウキのバカ‥‥」


 取り敢えず一旦休憩も兼ねて昼御飯を食べる事にした。少し小さめのお店だがコーヒーの良い香りを漂わせているサンドイッチとコーヒーのお店だ。注文したのはかなりボリュームのあるサンドイッチで、ローストビーフがフランスパンのような固めのパンに挟まれた、いわゆるバケットサンドだ。コーヒーも酸味が少なく香りが良く俺好みのお店だった。日本食も良いがたまにはこういった物も食べたくなるのだ。


「すみません、このお店の店長さんいますか?」


「私がそうですけれども」


 このお店はこの女性店主が一人でやっているらしい。是非このお店のサンドイッチとコーヒーをアイテムボックスに入れておきたいと思ったのだ。


「とても美味しいサンドイッチとコーヒーですね。こちらのお店はテイクアウトはしてないんですか?」


「普段はしてないんですけど、事前に依頼していただければサンドイッチは可能ですよ。コーヒーはお客様が入れ物を持参していただく事になりますけれども」


「ユウキ、もしかして」


「やっと掘り出し物を見つけたかな。すみません、それではテイクアウトの依頼をしたいのですけど」


「かしこまりました。いつになさいますか?」


「明日なんですけどいつから営業されてますか?」


「朝から営業していますよ。朝食として食べていく人もいらっしゃるので。その分閉店は夕方ですけれども」


「では明日の朝来ます。それで申し訳ないのですけど少し量が多いのですけど大丈夫ですか?」


「どれくらいの数ですか?」


 俺はメニューにあるシュリンプサンドイッチとチキンサンドイッチ、そして今食べたローストビーフサンドイッチを各10個、そしてコーヒーを5リットル頼んだ。かなりの量に驚いていたが、銀貨5枚を出しお釣りはいらないのでと言うと喜んで引き受けてくれた。先程掘り出し物を探していた時、1リットル用の容器を売っているのを見たのでそれを買って宿屋に帰ることにした。


「ユウキも満足したみたいだね。確かにあのお店のサンドイッチとコーヒーは美味しかったからね」


「うん、大満足だよ」


 俺は笑顔で宿屋へと向かった。






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