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第2章 王宮★4★

 祝ブックマーク200突破!少なっ!て思った方は是非ブックマークを宜しくお願いします。してるよ、という方は評価の方も宜しくお願いします。

 扉が開けられ中に入るとそこはテレビなどでしか見たことの無い豪華絢爛な景色が其処にはあった。見るからに高そうな調度品の数々。誰を描いたかわからないが立派な絵画。キラキラ光るシャンデリアに真っ白な大理石の床。庶民の俺は全く落ち着かない風景だ。


「ライル様と竜王祭に出場される冒険者の方ですね。それでは王の所へご案内致します」


 門の所や入り口に居た兵士達よりも少し階級が上と思われる兵士に案内され一室に通される。王の準備が整うまでこの部屋で待っているようだ。


「ライルさん、今日は王様以外にも何方かいらっしゃってるんですか?」


「謁見には王以外は大臣や騎士団長等は居るだろう。昼食会には王妃や王子、王女等も出席するだろう。後は貴族も何人かは‥‥そう言うことか。クレンスフォード家だな」


「はい。権力のある貴族と聞いていたのでもしかしたら居るのかなと思いまして」


「ユウキ君、クレンスフォード家がどうかしたの?」


 俺はソリティアのことやギルの事などをミネアさんに説明した。ミネアさんはその話を聞くとあからさまに機嫌が悪くなり部屋を出ようとする。


「おいミネア!何処に行くんだ!」


「何処って、決まってるでしょ。クレンスフォード家をこのカルナディアから抹消してくるのよ」


「バカな真似はやめるんだ!」


「バカな真似?私のユウキ君にそんな事をしたんだもの。何よりも優先されるでしょ」


「ミネアさん、俺は大丈夫ですから。気持ちは有り難く受け取っておきますから」


 何とかミネアさんをなだめる事が出来たが、謁見や昼食会にもしクレンスフォード家の人が来たらどうしようと思っていたが、ライルさんは「それはないから心配するな」と言ってくれた。すると先程案内してくれた騎士が部屋に入ってくる。


「王の準備が整いましたのでご案内致します」


 俺達3人は今までの扉よりも数段立派な扉の前まで来た。


「ライル様と冒険者を連れて参りました」


 扉が開けられ中に入ると立派な椅子に座った男性がおり、その横には五十代位の男性が立っていた。王を守るように女性騎士も何名かおり、俺達は王の前に片膝をつき頭を下げる。


「この度ギルドにて竜王祭の予選を行い、カルナディアの代表2名が決まりましたのでご報告に参りました。優勝者のAランク冒険者、〔闘神〕のユウキと準優勝のSランク冒険者、〔魔女〕のミネアです」


「よく来たな、ユウキ、ミネアよ。竜王祭では各国より実力者が出場してくる。まだこのカルナディアからは優勝者は出てないので、是非どちらかが優勝出来るよう頑張って来て欲しい」


 王様より激励の言葉を貰い謁見はこれで終わりかと思いきや王様は自分と俺達3人以外は部屋を出るよう話す。大臣や女性騎士にはじめは反対されたが渋々部屋を出ていった。


「全くあいつらは堅苦しくて疲れるよ」


「おいジャスティ、彼等も仕事なんだからそんな言い方するなよ」


「わかってるよ。ただお前を前にしてあんなしゃべり方してたら恥ずかしくてな」


「俺も笑いをこらえるのに必死だったよ」


 いきなり王様の態度と口調が変わりライルさんも気安く王様に話しかけている。


「驚いたようだなユウキ。俺は元冒険者でライルとは昔パーティーを組んでいたんだ」


「ユウキ君、前に話したと思うがSランクになって王族と結婚した冒険者もいると言ったの覚えているかい?それがこいつ〔逆玉〕のジャスティなんだよ」


「おい!ライル!変な2つ名付けるんじゃねえよ。ユウキも信じるなよ。俺の2つ名は〔聖槍〕だからな」


 確かにライルさんが前に言っていたが今の王様がそうだとは思わなかった。ミネアさんは知っていたらしく笑っている。ライルさんと王様が知り合いだから、クレンスフォード家の事は心配いらないと言ったんだと気づいた。


「なぁユウキ、竜王祭では勝てそうか?」


「まだ何とも言えませんが優勝出来るよう頑張ります。Sランクにならないと貴族にまたちょっかいを出されかねないので」


「クレンスフォード家の事だな。あそこは王家の血筋を引く貴族だからな。庶民出身の俺が王の座にいることが気に食わないらしい。まずユウキがSランクになれば簡単には手を出してこないだろうな」


 王様もクレンスフォード家には思うところがあるらしく同士を見つけたような気がした。その後王様は色々俺の事を聞いてきた。やはりこの年齢でこの強さは以上らしく、どこの生まれか?どの様にしてそんなに強くなった?等質問責めにされた。


「そろそろ時間か?じゃあ一旦お開きにするか。準備が出来たらまた使いの者を部屋に行かせるからな。後ユウキ、お前も周りに人が居ない時は王様なんて呼ばないでジャスティで良いからな。ミネアもだぞ」


「「は、はい。わかりました」」


 こうして予想外の王様との謁見を終えて俺達は先程の部屋に戻った。







 主人公は空手をやっていた設定ですが、私も空手を始めて一年経ちました。中1の長男は本日初段の昇段審査です。小5の長女は小4の頃に初段になってますので何とか長男も受かって欲しいです。子供達は空手を始めて4年半、娘は県代表として全国大会にも参加するようになり東北ベスト8にもなるほど上達してくれました。私は子供に遅れること3年半、足が中々上がらないなりに頑張っていますが空手は奥が深いです。

 日本空手協会でやっているのですが興味がある方は是非やってみてください。


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