第1章 転生しました‼ ★3★
女神の手から光が消えた後、俺の頭の中にゲームなどで見るようなステータス画面が現れた。
タカミヤ ユウキ
年齢 16 LV 1
種族:人間 職業:-
体力:45
魔力:15
筋力:20
耐久:15
俊敏:25
スキル:武術の極み
「おおっ!マジでステータスがわかる!スキルも何かあるじゃないか。」
「何かのスキルあったみたいですね。どれどれ・・・! 凄いじゃないですか!かなりのレアスキルですよ!』
「名前から凄そうな気はしてたが、効果がわかんないんだけど?」
『このスキルは素手だけではなく、各武器スキルのレベルが最大になった時に覚えれるスキルですよ!』
(きたぁー!マジでチートきたよ!無双確定だ!)
俺は、つい先程まで死んでしまったことで凹んでいたのに、夢が叶ったことに興奮してしまった。
『後は新しい世界で困らないように、〔アイテムボックス〕、〔鑑定〕、〔言語翻訳〕のスキルは付けておきます。他に今回の謝罪として、後2つ 何かスキルを付けさせて貰いますが、どんなスキルが宜しいですか?』
俺は今までラノベを読んできた中で欲しかったスキルが貰えるか色々聞いてみた。流石に女神が使っていた転移魔法は駄目だった。あれは神の力の部類に入るらしい。不老不死もそうらしい。あれこれ悩みながらも、他にもあると聞いた、極みシリーズを2つ貰うことにした。
〔魔術の極み〕:火、水、土、風、雷、光、闇の全属性魔法を極めたスキル。
〔成長の極み〕:獲得経験値が10倍に増え、新たなスキルも覚え易くなる。レベルも限界を越えて上がるようになる。
『何か神様一歩手前のような保有スキルになりましたが、今回は謝罪の意味もありますので特別ですよ。』
そして俺は、効果を聞いてないスキルの説明を受けた。〔鑑定〕は、情報を知りたいと願えば、勝手に頭の中に対象の情報が入ってくるらしい。〔アイテムボックス〕は、手を触れた状態で収納したいと思えば、勝手に収納されるとのこと。容量はほぼ無限らしく中に収納した物の時間は止まったままになるが、生きてる物は収納できないらしい。〔言語翻訳〕は、異世界での言語が話せるようになり読み書きもできるらしい。此処までチートだと、異世界では目立ちすぎるかも?等と考えていると、
『他に何もなければ転生先の世界の説明をしますね。私もまだ聞いただけで行ったことは無いのですが、ファンタジー好きにはたまらない世界らしく、科学等はあまり発達しておらず、その代わりに魔法が発達した世界みたいです。』
「・・・それだけですか?」
『先ほど言った通り私もまだ行ったことは無いのです。でも貴方のスキルがあれば、チートで無双してハーレムでウハウハなんて簡単だと思いますよ。』
「!?」
『これでも女神なので、貴方の思考を読むくらい出来ますよ。流石に駄女神にはカチンときましたけどね。』
「スミマセンでした。」
『気にしないで下さい。その代わり本当に神様には内緒でお願いしますよ』
「わかりました。こんなにも良いスキルを貰ったんです。約束しますよ!」
お互いに笑みを浮かべながらも、俺は新たな世界での生活に心を踊らせていた。
『そろそろ新たな世界に転生させますね。貴方も新しい世界で楽しんで下さいね』
「有難う御座います。女神様も新しい世界の管理頑張って下さい。」
俺がお礼をのべた後、女神がパチッとウインクをする。やっぱり可愛いなぁと思っていると、目の前が眩しい光に包まれた。
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