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第5章 連合軍VS邪神★18★

「ミネア!邪神には直接魔法で攻撃は出来ない!闇の衣のスキルが全部防いでしまう!間接的な攻撃か補助魔法メインにするんだ!」


「な、なにそれ!わかったわ。間接的なら良いのね」


「ユキネは居合で衝撃波を出せるか?」


「大丈夫です。それで私も牽制しますか」


「頼んだ!サタンは俺と一緒に近接戦闘だ。ただ余り無理はするなよ。奴のステータスだと一撃で致命傷になりかねないからこれを掛けておく」


 俺は神の魔力を使い邪神の攻撃に対しての耐性を上げる魔法を使う。普通の魔物等に対しては効果はないだろうが、こと邪神に関しては俺の神の魔力と相対する邪神の魔力を幾らか防ぐことが出来るだろうし、攻撃に関しても光属性よりも効果はあるだろう。ミネアは早速レオンと戦ったときに使ったウォーターヴェイパーを使う。


「サタン、あの魔法はなんだ?」


「ミネアさんの合成魔法です。あれなら邪神にも隙が出来ます。ユウキさん行きますよ」


 ミネアはウォーターヴェイパーを邪神に向けて放つ。直ぐ様ユキネに目で合図を送る。邪神は闇の衣のスキルで魔法が効かない為、着弾寸前でユキネに衝撃波を当てて貰う為だ。ユキネもその意図を直ぐに理解する。


「さっきその男が言わなかったか?私には魔法は効かないと」


 邪神はウォーターヴェイパーを防ごうともしない。着弾寸前でミネアの居合から放たれた衝撃波がウォーターヴェイパーに当たり邪神を高温度の水蒸気が襲う。


「ぐぁっ!」


 邪神も予想していない高温度の水蒸気の攻撃に顔を抑えている。ユウキとサタンはその攻撃に合わせて邪神に向かい攻撃を仕掛けている。邪神に生まれた一瞬の隙をついた攻撃は確実にダメージを与えている。


「流石ミネアだ。魔女の二つ名は伊達じゃないな」


 俺はミネアに魔力回復薬を1つ渡す。ウォーターヴェイパーはかなりの魔力を消費する為ミネアの顔色が悪かったからだ。ミネアは回復薬を飲むと顔色が元に戻る。


「やったの?」


「‥‥‥いや。ダメージは与えているがまだだ」


「ウォーターヴェイパーはもう使えないわ。あれは相手がこの魔法を知らないから有効な魔法だし」


 すると邪神がミネアに向けて指を指すと指先に魔力が集中する。


「避けろミネア!」


 咄嗟に叫んだが邪神の指先から放たれた魔力の光線はミネアの胸を貫く。


「ミネア!」


「「ミネアさん!」」


「この私にあんな真似をしおって!」


 俺はミネアに目をやるがミネアから生気が感じられない。一撃で心臓を貫かれミネアは死んでしまった。


「よくもミネアさんを!」


 ユキネもミネアが息をしていないことに気付き、冷静さを失い邪神に向かって攻撃を仕掛ける。


「待てユキネ!」


 ユキネの攻撃は空を斬り邪神の攻撃はユキネの体を貫く。


「ぐはっ!サ、サタンさん‥‥‥ユウキさんをお願‥いしま‥す

‥」


 邪神は虫でも殺したかのように魔力で出来た剣を振り払いユキネを振り捨てる。


「そ、そんな‥‥‥」


 サタンは今起きたことが直ぐには受け入れられないでその場に崩れ落ちてしまった。



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