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第5章 連合軍VS邪神★17★

 ミネア達は地割れの起きた場所を目指す。しばらく走るとユウキと邪神の姿が見えてきた。しかしミネア達は2人の姿を見て驚く。邪神は片腕を斬り落とされ、全身至るところに刀傷でダメージを負っている。それに対してユウキも左腕が斬り落とされており、邪神よりも受けているダメージが多いのは見て直ぐにわかった。



 時間は少しさかのぼる‥‥‥



 ユウキが神の魔力を纏ったことで力はほぼ拮抗していた。お互い致命傷を与えることは出来ないが僅かずつダメージを与えあっている。しかし先に隙を見せたのたはユウキだった。短期決戦を望んだが力が拮抗していた為に先に魔力枯渇を起こしてしまったのだ。ユウキは距離を取り魔力回復薬を使おうとしたがそんな隙を邪神は与えてくれなかった。しかし魔力枯渇を回復させなければ勝負はついてしまう。ユウキは仕方なく左腕を犠牲にし何とか攻撃を防ぎ魔力回復薬を使う。邪神の攻撃はユウキの左腕を斬り落とす。始めは回復魔法で左腕を治そうとも考えたが、回復魔法はかなりの魔力を使うこと、そして致命的な隙を与えてしまう為直ぐに諦める。魔力枯渇から回復した俺は直ぐに攻撃を仕掛ける。しかし徐々に邪神に押され始める。片腕になったことで僅かだが邪神の攻撃に対して後手になりはじめたのだ。お互いが1度距離をとる。


「お前のその力、長くは持たぬみたいだな。それに片腕になって明らかに動きが鈍くなっておるぞ」


「ちっ、ここまで魔力消費が大きいとはな‥‥」


 俺が何とか打開策を練っているとミネア達が近付いてくるのがわかった。


(ミネア達はレオンを倒したみたいだな)


「ユウキ!腕が‥‥‥」


「ユウキさん‥‥‥」


「レオンめ、人間に遅れを取るとはな‥‥所詮彼奴もその程度の男か‥‥」


「ユウキさん、私達も加勢します」


「形勢逆転ね」


「私達で隙を作ります」


「皆、気を付けろよ。今までの奴等とは比べ物にならないぞ」


「クズが集まったところで状況は何一つ変わらんぞ」


 ミネア達も戦闘態勢をとる。本当の最終決戦が遂に始まる。



 

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