第5章 連合軍VS邪神★11★
順調に敵陣を進んでいた俺達だが、前方から今までの敵とは比べ物にならない強い気配を感じる。
「みんな気を付けろ!今までの奴等とは比べ物にならない奴等が来る!」
ミネア達も前方に注意を向ける。現れたのはレオンと冒険者らしき2人の女性だ。俺は鑑定で確認する。
レオン・リュクス
年齢 29 LV 170
種族:アンデット 職業:邪神の使徒
体力:3200
魔力:1050
筋力:1960
耐久:1560
俊敏:1200
スキル: 〔剣術LV10〕 〔火魔法LV10〕 〔水魔法LV10〕 〔状態異常耐性〕 〔気配感知〕 〔邪神の加護〕
ローラ・ルミエール
年齢 22 LV 154
種族:アンデット 職業:邪神の使徒
体力:2800
魔力:910
筋力:1460
耐久:1100
俊敏:1080
スキル: 〔剣術LV10〕 〔火魔法LV10〕 〔雷魔法LV10〕 〔状態異常耐性〕 〔気配感知〕 〔邪神の加護〕
ニーナ・ラフィット
年齢 25 LV 160
種族:アンデット 職業:邪神の使徒
体力:1950
魔力:1850
筋力:1210
耐久:980
俊敏:880
スキル: 〔火魔法LV10〕 〔土魔法LV10〕 〔水魔法LV10〕 〔状態異常耐性〕 〔気配感知〕 〔邪神の加護〕
「あの2人かなり強い。魔神と余り大差ないな。それにレオンも‥‥‥」
レオン達も俺達に気付いたようだ。
「やはり貴様か!1度ならず2度までも俺の邪魔をしやがって!エグゾデス様から頂いた力を見るが良い!」
レオンが振り下ろした大剣から衝撃波が放たれる。それは自分の軍のアンデットも粉砕しながら迫ってくる。するとサタンが風の魔法で障壁を作る。衝撃波は障壁にぶつかるとお互い相殺される。
「ユウキさん、ここは私達に任せて進んでください!」
「頼んだぞ!油断するなよ!」
「ユウキも気を付けてね!こっちを片付けたら私達も行くから!」
ユキネとサタンがレオン達に斬りかかりその隙に俺は先を急ぐ。
「待て貴様!」
「貴方の相手は私です。ユウキさんの邪魔はさせませんよ」
「俺を昔のままだと思うなよ!」
レオン達をミネア達に任せて俺は敵陣を1人で進む。風属性のウインドカッターに光属性を合成させアンデットを切り刻んでいく。光属性を合成させた事でアンデットは一撃で動かなくなる。勿論タケミカヅチにも光属性の魔力を纏わせている。おそらく俺1人で千体程は倒しただろうか、前に見たことはあるが明らかに纏うオーラが前とは別人のルシフェルがいた。俺は辺りにいるアンデットに光属性を合成させたサンダーレインを使う。辺りのアンデットは黒焦げになり動かなくなる。
「ほぅ、魔法を合成させて使うか。人間にしてはなかなかやるの。お前ならレオンよりも使えそうだ。私の右腕にならんか?」
「遠慮させて貰うよ。あんたが邪神か。ちなみにこのまま引いてくれる気はないよな?」
「何故私が人間の言うことを聞かねばならんのだ?お前達人間は虫の言うことを聞くのか?」
「そうだろうと思ったよ。じゃあ力ずくでいかせて貰うしかないな」
俺は鑑定を使い邪神を見る。
エグゾデス
年齢 ー LV ー
種族:神 職業:邪神
体力:9999
魔力:9999
筋力:6500
耐久:4800
俊敏:4500
スキル: 〔武術の極み〕 〔魔術の極み〕 〔ネクロマンサー〕 〔状態異常無効〕 〔気配感知〕 〔気配遮断〕 〔全ステータス上昇・極大〕 〔闇の衣〕
やはりステータスはとんでもない数値だ。ミネア達には気を付けろと言ったが、当の俺は無事ではすまないかも知れない。何とかステータスの差をひっくり返す作戦を考えなければいけない。




