表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
232/243

第5章 連合軍VS邪神★10★

「およそ敵はこちらの10倍程ってところか‥‥」


 見渡す限りアンデットの大群が大地を埋めている。個々の強さは其処までではないが、如何せん数が多いのでこの光景を見た者は多勢に無勢と思うだろう。


「あの配置であれば半分は穴に落ちそうですね」


 確かに土の精霊が言うように敵は数に物を言わせて此方に攻めてくるつもりらしい。こちらは俺とゴエモンさんの部隊が敵の正面に、他の2つの部隊は俺達が戦闘を始めたら左右から攻撃することになっている。


「そんじゃぁ始めますか」


 俺は1人前に出る。落とし穴よりも十メートル程手前に立つと敵の軍勢が一斉に攻めてくる。俺は無防備に立っているため連合軍は少し心配そうになっている。落とし穴に敵の軍勢が半分ほど乗った辺りで轟音と共に地面が崩れ、敵の魔物やアンデットが落とし穴に落ちていく。すると直ぐに土の精霊は地面を魔法で塞ぐ。予定通り半分程の敵を落とし穴に埋めることが出来た。


「後は魔法が通用すれば良いんだけどな」


 俺はファイヤーボールを1体のアンデットに向かって放つ。するとアンデットは炎に巻かれ魔法を反射することはなかった。


「魔法は大丈夫だ!敵の軍勢を倒すぞ!」


 俺が風魔法に乗せ声をかけると左右の部隊も敵に向かって侵攻を始める。


「皆、俺達も行くぞ。中央を突破してそのまま邪神を撃ちに行く。俺達が敵の軍勢を抜けたら後方は頼みましたよゴエモンさん」


「任せておけ。邪魔が入らんように食い止めてみせる」


 そこからは両軍入り乱れての戦闘になる。味方を巻き添えにしないため余り広範囲の魔法を使えないが、明らかに此方が優勢だ。此方の軍勢にも死者は出ているようだがアンデットとなって敵になることはないようだ。直接邪神が魔法をかけたりしない限りアンデットになることはないのかも知れない。ただ敵の中にいるハンターや冒険者は予想通りステータスが上がっているようだ。明らかに低レベルの駆け出し冒険者らしきアンデットが此方の熟練冒険者と互角に戦っている。


「ミネア、苦戦している冒険者には補助魔法でステータスをあげてやるんだ」


「了解!」


 俺やミネアが補助魔法を掛けた冒険者達は一気に戦況をひっくり返しアンデットを倒していく。気がつけば敵の軍勢は残り3割程になっていた。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「くそっ!何て様だ!エグゾデス様から頂いた力がありながら人間ごときに遅れをとるとは‥‥‥」


 唇を噛み締めながレオンは怒りをあらわにする。左右から挟み撃ちされてはいるがそちらはまだ持ちこたえている。しかし正面の軍勢だけは物凄い勢いで進んでくる。このままでは最後尾にいるエグゾデスの手をわずらわせる事になってしまう。


「貴様らも俺に続け!これ以上の失態をみせてなるものか!」


 レオンは自分の配下を連れ、進軍してくるユウキ達の元に向かう。少数ではあるが明らかに周りのアンデット達とは放つオーラが違っていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ