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第5章 連合軍VS邪神★7★

 ルイは休憩もとらずカルナディアに走り続ける。彼女はSランクではあるが決して戦闘が得意なわけではない。彼女が持っているスキルは異質な物が多い。その中でも〔隠密〕のスキルは今回のような偵察には向いているスキルで、気配感知にも引っ掛からないほど気配を消すことの出来るスキルだ。そしてもう1つが〔不眠不休〕というスキルで、文字通り休んだり寝たりしなくても活動が出来るスキルだ。しかしこのスキルにはリスクもある。1度このスキルを発動すると3日は休まず活動出来るがその後3日間強制的な睡眠に入ってしまうのだ。しかし彼女は今回迷いもなくこのスキルを発動させた。馬車ではカルナディアとセフィールド間は馬車で1週間程掛かる。しかし彼女は僅か2日でこの距離を自分の足で走りきったのだ。ルイの王宮に着き邪神の軍勢が動き始めたことを伝える。彼女は自分の仕事を全うしお役御免となった。邪神の軍勢が動き始めたことは直ぐにユウキにも伝えられた。


「遂に動き始めたか。皆、王宮に向かうぞ。ユーリ、サリー、家の事は頼んだぞ。絶対にカルナディアには攻め込ませたりしないからな」


「ユウキさん、皆、絶対に戻ってきてくださいね」


「ユウキさん達が勝つって信じています」


「任せておけ。お前達を未亡人にしたりなんか絶対にしないからな」


 俺達は王宮に向かい直ぐにジャスティ王と話をする。各部隊の隊長も集まっている。


「早速だが邪神の軍勢が動き出した。敵の軍勢の移動スピードはわからんが最短でもカルナディア迄は後5日は掛かるだろう。そこで此方としては街に被害を出さないためにも馬車で2日ほど行ったこの平野で迎え撃とうと思うのだがどうだろう」


 ジャスティ王は地図を開き話をする。確かに障害物がないほうが戦いやすいだろう。


「それで良いと思います。準備が出来次第出発しましょう。早めに目的地に着き夜営をして迎え撃ちましょう」


「各部隊長に報告しておく。今回は各部隊に援軍がいる。紹介しよう」


 ドアが開けられると精霊の長達が入ってくる。明らかに人間の姿と違うためゴエモンさん以外の2人の部隊長が身構える。


「彼等は精霊だ。それも各属性の長達だ。必ず協力な戦力となってくれるだろう」


 ライトニングが代表で挨拶をする。


「今回は精霊の国を代表して私達が協力します。頑張って邪神を倒しましょう」


 精霊が協力をしてくれると知り2人の部隊長に笑顔が戻った。そして俺達は準備をして各自馬車に乗り込み出発をした。





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