表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
228/243

第5章 連合軍VS邪神★6★

 邪神の軍勢はアルヘイムのギルド長のルイさんが監視しているらしく何かしら動きがあればこちらも行動開始する。動きがない場合は3日後にセフィールドに向けて進行することで決まった。それまではつかの間の休日だ。その日はムラマサさん達も呼んで奥さんの店で宴会をし夜遅くまで盛り上がった。翌日俺は1人で再度王宮に向かった。どうしてもジャスティ王に話があったからだ。通された部屋で待っているとジャスティ王が来た。気を利かせて人払いをしてくれ部屋の中には俺とジャスティ王の2人だけだ。


「それで急にどうしたんだ。ユウキ?」


「念には念をいれておきたくて。ただ筋を通すためにもジャスティ王に付き合って欲しくて」


「一体何処に付き合うんだ?」


「精霊の国です」


 俺はそう言うとジャスティ王の肩に手を置いて転移を使い精霊の国へ向かった。


「一体何を‥‥‥こ、これは!」


「ここが精霊の国です。こちらと俺達の世界では時間の流れが違うので早く要件を済ませましょう」


「転移のスキルとは凄いな‥‥‥」


 俺は今回の連合軍に精霊達に協力をして貰おうと思ったのだ。俺達以外の3つの部隊に2人ずつ付いて貰えばかなり安心できるからだ。俺はそのままジャスティ王を連れて精霊王様に面会をした。連合軍の代表としてジャスティ王から今回の要件を説明して貰う。


「お話はわかりました。何か良くない気配を感じていたのですが邪神が復活していたとは‥‥。私達も協力をさせていただきます。お望み通り長達を6名協力させましょう」


「あ、ありがとうございます」


「お礼はユウキさんに言ってください。ユウキさんにはこの国を救ってもらった恩がありますから」


「は、はい!」


 転移で直ぐに戻ったがもう日が沈みかけていて王様がいなくなったと城の中は騒ぎになってしまっていた。結果、闇の属性の長以外の長達が俺達に付いてきてくれ開戦まで王宮で過ごすことになった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「レオン、軍勢はどうなっておる?」


「エグゾデス様、アンデットの軍勢はおよそ六千、魔物の方は三千程になっております」


「それなりに集まったようだの。そろそろ本格的に世界征服に踏み出しても良かろう」


「その言葉待っておりました。私もエグゾデス様から与えられた力を使い恩返しが出来ます。人間達も何やらを軍勢を集めているらしいのでエグゾデス様の偉大さを見せてやります」


「存分に私の為に働くが良い。私の与えた力があれば人間等に負けることもなかろう」


「それでは侵攻の準備に取り掛かります」


 レオンは部屋を出て王宮の庭にいるアンデット達に命令をする。


「貴様ら、早速侵攻の準備に取り掛かれ!目指すは人間の国、カルナディアだ!」


 不気味な声をあげながらアンデット達が動き始める。それは王宮だけではなく街中にまで溢れたアンデットと化したハンターや住人達にまで直ぐに広まる。


(アンデットの軍勢が騒ぎ出した‥‥‥遂に邪神達の軍勢が動き始めるのか。直ぐにカルナディアに報告しなくては‥‥‥)


 黒装束に身を隠したルイは自分の持てる最大限の速さでカルナディアへと向かう。そしてこれが後に語られることとなる第二次邪神戦争の幕開けの瞬間だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ