第5章 連合軍VS邪神★1★
街中を歩いているといつもと違い武器や鎧を身に付けた人達を多く見るようになった。世界各国にセフィールドが壊滅したことが知れ、その原因が邪神によるものと知れ渡った為、ジャスティ王が各国に連合軍を組織し対応にあたらなければならないと話したからだ。アルヘイムに魔族が攻めようとした時よりも連合軍に参加する数は増えていった。
「なんか街の雰囲気もあまり良くないわね」
「まぁな。伝説の中だけだと思っていた邪神が復活したんだからしょうがないだろ」
「でも今のままでは学校が出来ても入学してくれる人がいるかどうか‥‥‥」
「そうですね。エグゾデスをどうにかしないと落ち着いて学校の事が出来ません。でも皆さん、魔神の時のようにすんなりとは行きませんよ‥‥」
「‥‥‥だろうな。このタケミカヅチを使って良くわかる。この素材は元は神様と邪神の魔力だからな。多分スノードラゴンやダークドラゴンよりも強さは確実に上だろう」
皆が急に口を閉ざす。今まで属性竜に勝てると思わなかったのに邪神はそれよりも強いと言われれば仕方がないだろう。 確かにスノードラゴンと合ったときは俺も勝てる気はしなかった。しかし今は其処まででもないと思っている。久しく鑑定してなかったので皆のステータスを確認しておく。
タカミヤ ユウキ
年齢 16 LV 248
種族:人間 職業:冒険者
体力:2640
魔力:2836
筋力:2080
耐久:1940
俊敏:2380
スキル: 〔武術の極み〕 〔魔術の極み〕 〔成長の極み〕〔鑑定〕 〔アイテムボックス〕 〔言語翻訳〕 〔神魔力闘衣〕 〔詠唱破棄〕 〔状態異常耐性〕 〔気配感知〕 〔気配遮断〕 〔精霊王の加護〕 〔転移〕 〔水属性無効〕 〔火属性半減〕 〔筋力上昇・大〕 〔魔力上昇・大〕 〔耐久上昇・大〕 〔俊敏上昇・大〕
タカミヤ ミネア
年齢 25 LV 125
種族:人間 職業:冒険者
体力:950
魔力:1960
筋力:520
耐久:610
俊敏:780
スキル: 〔火魔法LV10〕 〔水魔法LV10〕 〔風魔法LV10〕 〔光魔法LV8〕 〔詠唱破棄〕 〔魔力上昇・大〕 〔料理LV1〕 〔合成魔法〕
タカミヤ ユキネ
年齢 21 LV 127
種族:人間 職業:冒険者
体力:1380
魔力:420
筋力:1040
耐久:865
俊敏:2140
スキル: 〔剣術LV10〕 〔風魔法LV4〕 〔神速〕 〔気配感知〕 〔気配遮断〕 〔料理LV3〕
タカミヤ サタン
年齢 185 LV 338
種族:女神の使徒 職業:女神の使徒
体力:2350
魔力:3420
筋力:2050
耐久:1850
俊敏:1720
スキル: 〔武術の極み〕 〔魔術の極み〕 〔詠唱破棄〕 〔筋力上昇・大〕〔魔力上昇・大〕 〔耐久上昇・大〕 〔俊敏上昇・大〕 〔飛行〕 〔女神の加護〕
魔神討伐や最近の資金稼ぎで魔物を狩りまくってるせいかかなりレベルが上がっている。ミネアとユキネもいつの間にかレベルが100を越えている。おそらく俺を除けば冒険者の中でも最高クラスだろう。それに俺の魔力闘衣が神魔力闘衣に変わっている。神の魔力を纏ったことでスキルが変化したのだろう。サタンとステータスに差はあるが、俺の神魔力闘衣はステータスがとてつもなく上昇するのでスキルを使っている時、実際のところどれ程のステータスになっているかわからない。これ程のステータスだからこそ何とかなるのではと思えているのだろう。そんな事を考えていると俺達は王宮に着いた。これから連合軍に参加する各国の代表と顔合わせなのだ。




