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第5章 嵐の前の静けさ★2★

 体調不良のため投稿できませんでした。申し訳ありません。

 翌日俺達はギルドに向かった。ジャスティ王からの報酬を受け取るためだ。報酬額は特に決めていなかったので実際幾らかわからない。連合軍に参加するのが嫌だったので指名依頼という形をとって貰ったからだ。


「じゃあ私はこのまま仕事がありますので」


「ユーリも仕事頑張れよ」


 俺達はライルさんの部屋に向かい、ノックをして部屋に入る。


「おはようございます、ライルさん」


「おはよう、ユウキくん、ミネア、ユキネさん、サタンさん。ジャスティから話は聞いたよ。随分暴れたみたいだな」


「それはユウキよ。大変だったんだから。あのままじゃあの辺りの地図書き直さなきゃいけなくなってたわよ」


「笑えない冗談だな。それでこれがジャスティからの報酬だ。本当はもっと出そうとしたらしいんだが、国としてではなくジャスティ個人としての依頼のため、ポケットマネーからはこれが精一杯らしい」


 テーブルの上に置かれた袋の中には金貨が500枚入っていた。


「充分ですよ。報酬目的で受けたわけではないですから」


「でもユウキ、学校の為にはこれからお金も稼がなきゃいけないでしょ?」


「確かにな。でも金貨500枚だってかなりの大金だぞ」


「ユウキくん、その学校と言うのは一体なんなんだ?」


 俺はライルさんに学校について説明した。勿論俺の世界の学校ではなく、昨日皆と話をしたこの世界で作りたい学校の事をだ。


「面白い考えだな。もしその学校と言うのが出来れば新米冒険者はある程度鍛えられた人材が集まりそうだな」


「そうですね。冒険者になってから経験を積むのではなく、学校で基礎や経験をある程度積んだ人材が冒険者になるので低ランクのうちに命を落とす人は減ると思いますね」


「もしその学校が出来るのなら私達ギルドも協力するよ。それにこの話を聞けば協力する者も沢山いるだろう」


 ひょんなことからライルさんも乗り気になってしまった。聞けば前々から実力もないのにお金を稼ぐ手段として素人が冒険者になり、命を落とす者が後をたたないらしい。子供の頃からそういった事を学べる場所が有るのであればギルドも助かるとのことだ。俺達はギルドを出て屋敷を買ったときのお店に向かった。何処か学校を建てるための場所がないか聞いてみるためだ。


「お久し振りです。その後屋敷の方はどうですか?」


「とても住みやすくて満足しています。今日はちょっと相談があるのですが‥‥‥」


 俺達は学校の話をして何処かカルナディアでちょうど良い場所がないか聞いてみた。

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