第4章 魔族VS人間★13★
ベルゼバブ(凶暴化)
年齢 360 LV 298
種族:魔族 職業:魔神
体力:4850
魔力:1250
筋力:3650
耐久:3250
俊敏:2100
スキル: ※〔武術の極み〕 ※〔土魔法LV10〕 〔バーサク〕 〔筋力上昇・大〕 〔耐久上昇・大〕 〔俊敏上昇・中〕
ベルゼバブは口からヨダレを垂れ流しながら此方を睨んでいる。おそらくまともな思考等ない状態だろう。〔バーサク〕はそれと引き換えにステータスを上昇させるスキルに違いない。
「流石にこのステータスは不味いな」
俺は雷の魔力を纏う。勿論タケミカヅチも抜いて魔力を付与している。ベルゼバブはかなりの速さになりかわすのもギリギリだ。しかしさっきまでと比べるとステータスはかなり上がっているが攻撃が読みやすくなっている。おそらく武術の極みが発動していない。多分凶暴化しているせいだろう。
「バーサクは一長一短のスキルだな。魔神より獣と戦っている感じだ」
俺の攻撃は徐々にダメージを蓄積させていく。神の魔力を使わなくてもタケミカヅチのおかげで優勢に進んでいる。
その頃サタン達は‥‥‥
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「ユキネさん張り切ってますね」
「私達ばっかりがユウキに良いとこ見せたもんだからしょうがないんじゃない」
ユキネは先陣を切って魔物をどんどんと斬っていく。
「これなら残りの魔物は2人に任せても良いですね」
サタンはスキルの飛行を使い上空に浮かび上がる。
「ちょっとサタン、どこ行くのよ!」
「このままルシフェルの所に上空から奇襲をかけます。後は任せました」
「了解!」
サタンは見えなくなるほど高く上昇しルシフェルの元へ向かった。
「さぁユキネ。サタンとユウキの所にこいつらが行かないようにするわよ」
ユキネが切り開いた道を進み魔物の中心まで進む。普通であれば魔物に囲まれる状況を自分から作るなど愚策も良いところである。しかし今回は魔物の足止めが最優先だ。それにミネアとユキネはこの程度の魔物には負けない自信があった。
「良し、ここなら大丈夫ね」
ミネアは風魔法を使い魔物と自分達を閉じ込めるように竜巻を造り出す。これならば魔物は外に出ることは出来ない。
「流石ミネアさんです。これなら魔物はあの2人の邪魔をすることが出来ませんね」
「まぁその分私達は魔物に囲まれてるんだけどね」
「魔神を相手にするよりはましですよ。ミネアさん、援護お願いしますね」
ニコッと笑みを浮かべ、ユキネはオークの群れに突っ込んで行った。




