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第4章 魔族VS人間★8★

 翌朝起きたのは昼近くだった。昨日は遅くまで俺の世界の事を話した。やはり日の本の国は俺のいた日本に似ていたが、話を聞く限り室町時代や江戸時代位の印象を受けた。しかし食事に関しては底まで古くないようだ。本当にいつか行ってみたい、そんな事を思ってしまった。早々と遅めのご飯を食べクズマ平原へ向けて出発した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「ルシフェル様、別動隊の方は如何致しますか?」


「今日の夜にはこちらの本隊の準備も終わるでしょう。明日侵攻の指示を出すので待機しているよう伝えなさい」


「わかりました。オークジェネラルとキングリザードマンにそのように伝えておきます」


「なぁルシフェル、人間程度にこんな作戦なんか立てる必要あんのか?正面から突っ込んでも大丈夫だろ?」


「ベルゼバブさん、念のためですよ。英雄アレスの血筋の者が加担してくると思われますからね」


「是非そいつとやらせて欲しいんだがな。本気ではなかったといえルシフェルを撃退してみたいだからな」


「わかってますよ。協力してもらう条件ですからね。だからこそあの人間とやりたいのであれば私の指示に従ってくださいね」


「わかってるよ。それじゃあ準備が出来たら教えてくれ。俺は少し休んでおくからな」


 ベルゼバブは部屋を後にする。ルシフェルは血のように赤い果実酒を飲みながら椅子にもたれ掛かる。


「これだから戦闘狂は‥‥‥それにしてもサタンは一体何処に消えたのでしょうね。横槍を入れてこなければ良いんですが、まぁ今さら1人で向かってきたところで遅いのですけどね」


 笑みを浮かべながら果実酒を飲み干す。しかしこの時ルシフェルは最悪の事態を予測していなかった。サタンが俺と結婚し行動を共にしていることを。

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