第4章 魔族VS人間★3★
俺は部屋に戻り明日のために休もうとした。アルヘイムの聖女の事だから自分勝手な事を言うのが目に見えている。ジャスティ王に手紙は書いて貰っているがすんなりといけば良いのだが。そんな事を思っていると部屋をノックする音がした。
「どうぞ~」
返事をすると女性達が入ってくる。しかも皆肌が透けるようなネグリジェを着ている。
「ねぇユウキ、明日からゆっくりと出来そうにないし、今日は一緒に寝ても良いよね?」
ミネアが俺の腕にしがみついて胸を押し付けてくる。俺の物は反応しはじめてしまいそうになる。鰻やニンニク、山芋の効果なのだろうか?そんな事を考えながら平然を装い頷く。ベッドに横になると皆が必要以上にくっついてくる。お風呂上がりの魅惑的な香り、女性特有の柔らかな肌触り。そして押し付けられる胸の感触に俺の物は誰が見ても興奮しているのがわかってしまうほどになっている。
「ユウキさん、こんなに興奮していては寝るに寝れませんよね」
ユキネは俺の服を脱がせ体を下にずらしていく。ユキネに合わせてユーリもだ。いつも以上に俺は敏感になっているようだ。電気が走るような快感に襲われる。ミネアとサリーは俺の上半身に舌を這わせながら胸を押し付けてくる。いつの間にか女性達は皆裸になっていた。残ったサタンは何と俺の顔に股がり自ら腰を動かす。魅惑的な香りと快感に襲われ俺は果てる。しかし夕食のおかげか、俺の物が興奮から収まることはない。その夜は汗や体液でドロドロになりながら、皆が欲望のままにお互いを求め合い何度も果てた。
翌朝起きると流石に腰がガクガクしている。一晩であれだけしたのだから無理もない。それ以上に女性陣は間だ起きない。いや、起きないのではなく起きれないのだ。
「ユウキ、おはよう。ごめんね、体に力が入らないよ‥‥‥」
「私も今日は仕事に行けそうにありません」
俺はハイヒールを皆に掛ける。俺の腰は良くなったが、女性達は快楽の余韻のため症状は回復しない。結局普通に動けるようになったのはお昼が過ぎた頃だった。
「そろそろ行くけど大丈夫か?」
「はい、なんとか」
「じゃあサリー、ユーリ頼んだぞ。何かあったら連絡をしてくれ」
「「はい」」
俺達は王宮に向かいジャスティ王から手紙を貰いに向かった。すんなりと部屋に通されると思ったが今日は別の部屋で待たされていた。前回あんな態度をとって出てきてしまったことを思いだした。ジャスティ王は余計な揉め事を避けたのだろう。暫く待つとジャスティ王が1人でやって来た。
「待たせたなユウキ。これがアルヘイムの聖女宛の手紙だ。だが聖女はこれを見てもお前を側に置いて守りを固めようとするかも知れない。その時は好きに動いて構わない。責任は俺が持つ」
「わかりました。余り心配しなくて良いですからね」
俺達はそのまま転移でアルヘイムに向かった。転移した先はアルヘイムから10分程離れたところだ。回りには誰もいない。俺達はそのままアルヘイムへ歩きだした。




