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第4章 新しい刀★10★

 俺はサタンが女神の使徒になった経緯を説明した。長達は驚いていたが、その中でもライトニングは顔が青ざめている。女神の使徒に臨戦態勢をとり魔神だと言ったのだ。


「サタン様、申し訳ございませんでした」


 俺がサタンを見るとサタンも苦笑いをしていた。ジャスティ王の時にも同じ様なことがあったからだろう。


「それで今日はどうしたのですか?」


「魔神2人が魔族を引き連れて人間の国に攻めてきているんです。それで前に使った魔力回復薬を幾つか分けて貰いに来たんです」


「そうでしたか‥‥‥わかりました。ただ今は5つ程しかないてすが宜しいですか?」


「構いません。ありがとうございます」


「次いでと言ってはなんですが魔族達との戦いが終わったら魔族領の何処かにある精霊界への次元の扉を破壊して欲しいのです」


「次元の扉ですか?」


「はい、ラファエルもその扉を通って此方に攻めてきたようなのです。魔神の作った魔道具のようなのですが‥‥‥」


「わかりました。精霊王様やライトニングは転移のスキルを持ってますし落ち着いたら家に遊びに来てください」


「ライトニングはユウキさんの家に行ったことがあるんでしたね」


「い、行ったと言うかなんと言うか‥‥‥」


 ライトニングも勝手に住み着いてたとは言えないようだ。転移のスキルは1度行ったところであれば行けるのだが、此処で1つわからないことがある。前にエリス様が地球に来た時は、見てみたかったのでと言っていたのでおそらく始めてきたのだろう。だとすればエリス様が使っていたのは転移ではないのだろうか。精霊王様に聞いてみるとエリス様や、神様が持ってる転移は俺や精霊王様が持っている転移とは別物らしく、1度も行ったことのない場所も行けるらしい。流石神様だ。同じ転移のスキルならチートも良いところだ。


「ユウキさん薬を差し上げますので早く戻った方が良いですよ」


「あっ!そうですね。此方とは時間の早さが違うんでしたねではありがとうございました」


 俺とサタンが転移で戻ると日が傾き始めていた。


「ユウキ、サタン遅かったわね。薬は貰えた?」


「取り敢えず5つだけだが十分だろう。思ったよりも時間が過ぎていたから急いでマサムネの所に行ってくるよ」


 俺は急いでマサムネの所に向かった。


「おぅユウキ、遅かったな。新しい刀出来てるぞ」


 マサムネに案内され奥の作業場に行くとそこには黒く輝いた一振りの刀があった。


「もしかしてまた黒くしました?」


「黒はお前のイメージカラーだろうが!この光輝く黒を出すのに苦労したんだぞ」


 そんなところにこだわらなくても‥‥そう思ったが黒い刀は俺の中二病心をくすぐる。手に持ってみると昔から扱ってきたかのように手に馴染む。天照と違い、これがオーダーメイドだからなのだろう。


「吸い込まれるような美しさがありますね。まるで妖刀のような感じがします」


「間違いとは言えないな。これだけの刀だ、見せられても仕方ないだろう。ユウキ、この刀に名前をつけてやれ」


「一目見たとき真っ先にこの名前が浮かびました。黒刀タケミカヅチ」


「タケミカヅチ‥‥‥どういう意味だ?」


 タケミカヅチの名前はこの世界の日の本の国には伝わってないようだ。


「最強の闘神の名前です。言い伝えでは神殺しの神とも言われています」


「神様と邪神の魔力が結晶化した神魔石を使っているからな。悪くない‥‥‥」


 やっと新しい愛刀が出来た。名前をつけたらばそれに答えるように光輝いたような気がした。



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