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第4章 新しい刀★1★

「サタンちゃん、今なんて‥‥‥」


「ですから、私もユウキさんのお嫁さんにしてください‥」


 サタンちゃんは少し恥ずかしそうに言った。俺と結婚したら年齢は問題ないが見た目は少女なのでロリコンに見えるだろう。


「でもサタンちゃんと会ってまだそんなにたってないのに急にどうして‥‥」


 女性達はまだ言葉を失ったままお互いを見合ってる。


「初めて会った時から一目惚れでした。私が絡まれている時に助けてくれたユウキさんが、小さい頃に母に読んで貰った本に出てくる王子様のように思えました。やっぱり魔族の私では駄目ですか?」


「俺は別に魔族だからって差別したりはしないけど。でも俺には今妻が4人いるんだ。皆がうんと言わなければ一緒になることは出来ない」


「わかりました。ではミネアさん、ユキネさん、ユーリさん、サリーさん、私も皆さんの様にユウキさんのお嫁さんになってはダメでしょうか?」


 ユキネ達は真っ先にミネアを見る。3人に見られたミネアはうろたえている。


「何で皆私を見るのよ。わ、私はユウキが良いならば反対はしないわよ。命懸けでユウキを助けてくれたみたいだし」


 腕を組ながらミネアは答える。ユキネもサリーもその答えを聞き笑顔になる。2人は大丈夫のようだ。しかしユーリだけが難しい顔をしている。


「ユーリはどう思う?」


「‥‥‥サタンちゃん。今のユウキさんが置かれてる状況はわかってますか?ユウキさんは魔神に狙われています。もし魔神と戦闘になった時、サタンちゃんはどちらの味方になるんですか?」


「ユウキさんの敵は私の敵。塵1つ残すつもりはありません。それでは答えになりませんか?」


「信じて良いんですね?」


「うん。私はユウキさんの物だから全てはユウキさんの為に」


 始めは俺のお嫁さんとか言っていたのに、いつの間にか俺の物とかサタンちゃんは言っている。一体サタンちゃんのお母さんはどんな話をしたんだか気になってしまう。しかしサタンちゃんも魔神2人が行動を共にしているのであれば魔族領にはもう戻れないだろう。俺は覚悟を決める。


「皆、サタンちゃんを俺の妻として迎えるが構わないな?」


 皆は黙って頷く。サタンちゃんも嬉しいようで目に涙を浮かべて喜んでいた。


「ユウキさん、お取り込みのところすみませんがマサムネさん達に刀を打って貰わないんですか?」


「そうだ!忘れてた。早いとこ頼んでおかないと何時までも武器がないままじゃ不味いからな。誰か一緒に行くか?」


「私も行きます」


 サタンちゃんはマサムネ達に紹介しなければいけないから連れていくが、ユキネも付いてくるらしい。やはり刀を使う者としては新しい刀は気になるようだ。俺達は3人はマサムネのところに向かった。


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